地域に密着した生活支援ビジネスの可能性

2003年6月29日 01時43分 | カテゴリー: 活動報告

コミュニティ・ビジネスシンポジウムに参加

 久しぶりに訪れた信大旭町キャンパス、木々が茂り植え込みの緑も豊になり学校らしい雰囲気になっているではありませんか。私が通っていた30年前は、コンクリートの校舎が建ち始めた頃で、まったく殺風景なものでした。
 さて、前置きはこのくらいにして、今日ここ信大の経済学部の教室にやってきたのは、コミュニティ・ビジネスシンポジウムに参加するため。主催は長野県商工部、信州大学人文学部、NPO信州・大学地域連携プロジェクト、この主催三者の組合せが面白いと思いませんか。私も長野県商工部だけの主催だったら、わざわざ出かけてこなかったかもしれません。そして期待通りとても有意義な会でした。
 コミュニティ・ビジネスとは何か?地域の中のさまざまな課題、問題を解決するために、自分たちのアイデアと地域にある資源を活用して取組む地域密着型の事業活動。地域のみんながくらしやすく、元気になるためのビジネス、ということで、先進地岩手県の岩手コミュニティ・ビジネス協議会会長の佐々木明宏さんのお話を聞きました。地域の問題・課題を見ていくと、あれもダメこれもダメ、アレないコレもない、というというところから巡りめぐって足元にある「宝」に行き着く、それは「物」であったり「人」であったりする。それらは大切な資源。「ないないづくし」から「あるもの探し」へ。「物」と「人」がうまくかみ合い、地域の人々の協力のもとに進めていけば道は開ける、地域は活性化していく、「ここに住んでいてよかった」と思える地域になっていくのだと。岩手でのコミュニティ・ビジネス起業の例なども実に面白く、一々うなずきながら聞きました。穂高町の町内循環バスも、行政にすべてお任せではなくコミュニティ・ビジネスとして考えたら、また違った展開もあるかもしれない・・・ そんな気にさせるくらい説得力のあるお話でした。
 身近なところでは、生坂村農業公社の岩間陽子さんのお話、穂高町に近々オープンする農業活性化施設(Vif穂高)の運営について、その核心に触れるような内容で大いに参考になりました。これはぜひ生坂村まで見に行かなくてはと思ったほどです。その他にも、人文学部の中嶋先生はじめ、茅野市のNPO法人スマートレイクの小口武男さん、主催者のNPO信州・大学地域連携プロジェクトから鷲見真一さん、いずれも中身の濃いお話で充実の3時間でした。