法律を守ることが危険に身をさらすことに?

2003年12月5日 22時05分 | カテゴリー: 活動報告

道路交通法と親の努め

 昨日の議会臨時会の後、夕方から穂高町PTA連合会と町理事者との教育懇談会がありました。A4用紙裏表にわたりビッシリ書かれた要望事項のどれもが差し迫った内容で、議員としても後押しできることはないかと、前のめりになって聞きました。
 どの学校からも出された通学路の安全確保の問題は特に切実で、「道路交通法を守ることが危険に身をさらすことになる」現状を何とかしなければと痛切に感じました。また各学校での新たな取組みについても報告がありました。CAP(Child Assault Prevention=子どもへの暴力防止)の教育プログラムにより、子どもが暴力から自分を守るための方法を親子で学んだり、PTA組織を見直し簡素化を進めるなど、意欲的な活動がさらに広まってほしいと思いました。
 さて、今日は「法律を守ることが危険に身をさらすことになる」フシギな道路交通法について尋ねてみることに。昨日の教育懇談会で問題になったのは、穂高町の歩道の※99%は自転車通行不可であり、厳密に法解釈すると、自転車は歩道から降りて、車道脇の白線のところを走行しなければならないということ。
 しかし、穂高町の歩道では、自転車によって歩行者の安全が脅かされるような所はそんなに無いですし、どちらかといえば、車と一緒に自転車が通行する方がよほど危ないのです。事ほど左様に実情と法律はチグハグで、その結果「道路交通法を守ることが危険に身をさらす」ことになってしまうのです。
 なんとかならないかと豊科警察署や県警に問い合わせてみたわけですが、小一時間話しても堂々巡り。それでも、道交法に詳しいその担当者の”苦しい”話のニュアンスから、法律を変えられない現状では、親として、あるいは子どもを守るべき大人の態度として”こうするしかない”ということを感じ取ることはできました。
 私なら我が子にこう言い聞かせます。「危ないな、怖いなと思ったら自転車でも歩道を走っていいのよ。身の危険を感じたら、法律がどうのこうのといっても命が助かるわけじゃないんだから。そのかわり、歩行者には気をつけて迷惑にならないようにしなさい」
 そして議員としては、自転車通行可の標識を現状に合わせ可能な所から設置するよう、関係機関に働きかけていくことにします。

※99%は自転車通行不可→穂高町で唯一自転車通行可の歩道は、穂高駅前から東へ国道147号線にぶつかるところまで。