安曇野地域合併協議会ウォッチング〜その16

新市行政組織案の再提案、市章デザイン候補作品5点発表

 今日は第15回の協議会、会場は豊科町の「ふれあいホール」。
 報告第1号として、安曇野市「市章」デザイン選考小委員会から結果報告。最終選考に残った採用候補作品5点が報告されました。どれもスッキリと安曇野市をイメージしたデザインですが、みな似たような感じで、選ぶのに迷ってしまいそうです。この報告の最後に「市章」デザインへのリンクがありますから、ご覧ください。みなさんのお気に入りはどれでしょうか。
 候補作品5点は20日付の新聞折込で住民に知らせ、アンケート調査を行い、その結果も考慮しながら、次回7月12日の協議会で決定することになりました。

 報告第2号は安曇野市行政組織案について。
 第13回協議会で示された行政組織案は8部制で、「これでは行政改革にならない。見直しを。」との声が高く、今回は農林部と商工観光部をまとめ産業観光部とする7部制で再提案されました。総合支所方式と分庁方式を組み合わせた行政組織、前例のない試みとのことで、新市スタートとともに逐次見直しながら進めていくと説明がありました。
 分庁方式で各庁舎が分担する本庁機能(案)は次のようなもの。南安自治会館+南安曇合同庁舎には、総務部、企画財政部。豊科庁舎には、総務部のうち税務課と防災交通課、都市建設部、上下水道部。明科庁舎には、教育委員会事務局。穂高庁舎には、市民環境部、健康福祉部(福祉事務所)。三郷庁舎には、産業観光部、企画財政部のうち情報政策課。堀金庁舎には、議会事務局。
 総合支所としての各庁舎の機能は、住民サービスに関わる業務と、地域支援、健康福祉、市民環境、産業経済、建設上下水道(穂高と豊科は都市建設と上下水道)、教育の各課を置くことになっています。
 委員からは、この案で大筋は認めるとしながらも、「新市のまちづくり計画に掲げた基本目標を大切にし、合併後も見直しを怠らずスリム化を目指すように」との、念押しの意見がありました。

 協議事項としては、2004年度合併協議会の決算と2005年度の予算について議案が提出、可決されました。また、安曇野市「市章」のデザイン住民意向調査実施要綱の一部変更については、「アンケート結果は公表するものとし、協議会において市章デザインを選定する際の選定要件の一つとして取扱う。」と改める議案が提出され、こちらも可決されました。

 最後のその他事項では、新市の市長選挙、市議選挙について意見が出され、選挙の問題は次回の合併協議会で意見交換をすることになりました。