牧・栗尾沢堰頭首工改修工事

議会全員協議会で改修工事について説明

 18日の議会本会議に先立っての全員協議会で、農林課から牧・栗尾沢堰頭首工(取水施設)の改修工事の説明がありました。

 頭首工といえば、天満沢川の災害復旧工事(昨年の台風被害で壊れた取水施設を復旧)での問題を思い出す方もあるでしょう。私の活動報告のページでも3月25日、4月12日、4月22日の3回に亘って取り上げています。住民の疑問(=私の疑問)は、取水のためだけにこんなに大きな施設が必要なのかという点と、事前に工事内容の説明が不充分だったのではないかという点。
 町・農林課からは、事前の説明がなかったことへのお詫びがあり、周辺住民等関係者を交え意見交換会も行われました。その結果、当初工事現場周辺に植栽を行い景観・環境の復元をする予定でしたが、自然の回復状況を見守っていく方が、お金もかからないしこの地にふさわしい植生が復活するはずだということで、定期的に観察をしながら必要に応じた対応をしていくことになりました。

 牧・栗尾沢堰頭首工(取水施設)の改修工事について、今日このように議会に対して説明があったのは、天満沢川の災害復旧工事での反省をふまえてのことと思います。議員としても、こうしてキチンと説明されれば、後になって「知らなかった」では済まされませんから、しっかり検討しなくてはなりません。お互いに、こうしたいい意味での緊張感を持って、仕事をしていかなければならないと思います。

 さて、この改修工事は、団体土地改良事業として昨年度から3年計画で進められている農業用水路の改修工事の一環として、国・県の補助を受けて行われるもの。概算工事費は2,000万円。満願寺に近いあたりを流れる栗尾沢の渓流から取水するため、カスケード方式という特殊な設計の頭首工になっています。幅5m、長さ20mにわたる施設で、魚道も付けられて自然環境に配慮した形です。ただ、完成イメージ図を見た限りでは、こんな魚道で本当に役に立つのか疑問に思いますが・・・。
 下記から改修工事の図面がご覧いただけますので、ご意見ありましたらお寄せください。