安曇野市議会12月定例会・一般質問(その二)

男女共同参画と女性政策の今後について

 今日は安曇野市議会の一般質問初日、午前10時から始まり議員7人が登場。1人60分の持ち時間、これを目いっぱい使う議員がほとんどで、終了したのは夕方6時5分過ぎ。

 私もそうですが、持ち時間が60分あると、往々にして質問、答弁ともに緊張感なくダラダラしがちです。安曇野市議会議員として今回選出されてきた28人の議員さんたちは、これまでの町村議会の現状を打破したい、超えたいと考えて出てきた人たちです。それぞれに主義主張がちゃんとあり、一般質問は活躍の場と考えている人が多いように思います
 となれば、単なる「演説」の場ではなく、よい政策の実現や、わるい政策に介入していく場として機能するよう、議員自身が勉強していく必要があると思います。

 さて、以下は私の一般質問で取り上げた「男女共同参画と女性政策の今後について」の内容です。「三郷給食センターのオール電化について」は、次のページでご覧ください。

◆男女共同参画と女性政策の今後について
 安曇野市まちづくり計画には、「人権を尊重し、男女がともに支え、担う社会づくり」が掲げられています。人と人とがお互いに人権を尊重し合い、社会の中で弱い立場にある人の人権を守り、差別や偏見のない社会をつくること。そして、住民一人ひとりが、様々な人権問題を自らの課題として受け止め、「差別をしない、許さない」人権尊重のまちづくりを推進し、男女がともに支え合う男女共同参画社会の実現を目指す、とあります。
 全国各地の自治体で「男女共同参画」に関する条例の制定が急ピッチで進められてきましたが、合併したばかりの安曇野市では、残念ながらまだこれからというところです。
 田園都市を謳う安曇野市としては、農村における男女共同参画社会の実現に向けた視点も必要であり、安曇野という地域性を活かした取り組みにつながっていくものと期待するところです。

 法律や条例を作って国や行政が音頭を取ってみても、実生活のなかでは男女共同参画なんて言ったって、そうは簡単に進まない、そういった否定的な考え方はまだまだ多いですが、私はけっしてそうだとは思いません。
 制度や仕組みが変わったことで、人々の意識や生活は確実に変わってきたからです。世の中を変えていくには、身近な自治体が自らの制度や仕組みを変えていく取り組みが非常に重要だということです。
 合併という節目にあたり、安曇野市に期待するのは、自治体こそ男女共同参画の最前線であるとの認識を持って、男女共同参画を推進してほしいということです。

 そこで、お尋ねします。
安曇野市の組織機構では、男女共同参画担当は人権尊重課に置かれており、組織図の中では男女共同参画部局があるのかないのかさえ明確でない状態ですが、市民の目にはっきり見える形での部局の位置付けをしていく考えはないでしょうか。

 また、安曇野市の職員として、市役所内や日頃の業務において、男女共同参画や女性政策への取り組みはどうなっているでしょうか。自治体は男女共同参画の最前線であるとの認識を持っておられるかお尋ねします。

 最後に、男女共同参画に関する条例制定に向けて、どのような見通しのもとに進めようとしているかも、お示しください。
※答弁を含めた報告は後日に。