自治体予算に関する勉強会

2006年2月18日 02時38分 | カテゴリー: 活動報告

「む・しネット」と「みどりネット信州」

◆わかりたい人のための自主勉強会〜予算総ざらえ
 あいかわらず「む・しネット?なに、それ」と聞かれますので、ちょっと説明。「女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク」の略称が「む・しネット」です。全国に、そう多くはありませんが会員がいて、議員としての実力をつけようと年に4回程度の自主勉強会を行っています。
 今回は2月5日(日)の一日講座。場所は岐阜駅に併設の岐阜市生涯学習拠点施設・ハートフルスクエア。題して「わかりたい人のための自主勉強会〜予算総ざらえ」。講師は岐阜県山県市議の寺町知正さんと「む・しネット」事務局の寺町みどりさん。講師二人に受講者は4人(安曇野市議、下諏訪町議、桑名市議、越前市議)という実に贅沢な環境。受講者が課題を持ち寄り、参加者皆で議論する方式で進めたので、実践的かつ実戦的な予算勉強会になりました。

 私の課題として取り上げたのは
①学校教育環境整備事業(県産材木製机椅子セット購入のための予算。合併前穂高町の事業計画では8,125,000円だったものが、合併後の予算では0になってしまった。木製机椅子を学校備品として位置づけるのではなく、教材として位置付け導入を進めていきたい。)
②林道北沢線整備事業・現行13,615,000円⇒3,000,000円に減額させたい。(4m幅の舗装された林道が必要とされるような大規模な森林整備計画はない。林道パトロールの人件費と落石除去の費用などで十分。)
③菜の花エコプロジェクトに2,000,000円の予算を。(廃油からバイオ・ディーゼル・オイルを精製する装置とプロジェクト立上げのための費用。「菜の花エコプロジェクト」=循環型社会を目指す提案をすることは、最も安曇野に相応しいまちづくりの取り組みになると考える。)
 同じような取り組みがすでに進んでいるところから参考になる話が聞けたり、似たような悩みを抱えて困っているようなケースでは意見交換で盛り上がり、そして講師の的確なアドバイスで俄然やる気が出てくる、そんな充実した勉強会でした。

◆予算の見方 チェックの仕方
 こちらは昨年8月に仲間と立ち上げたばかりの「みどりネット信州」の政策研究会。2月11日(土)長野市の勤労者福祉センターで午後1時〜5時まで、みっちり勉強しました。講師は自治体財政に詳しい山崎正先生。
 今回は会員だけでなく一般参加も呼びかけ公開講座としました。主催者側としては何人集まるだろうかと不安でしたが、30人ほどの参加があり会場が一杯になったのでホッとしました。
 案内チラシを作るときに、私自身の願い=予算審議の着眼点や政策実現(予算獲得)の実際的な手法について聞きたい、これを前面に出したのですが、山崎先生の講義はもっと基本的なことに関わるものとなりました。
①視点ないし立場
(1)納税者の立場(2)対等の議論(3)代表制民主主義と政治家の役割
②国際情勢
(1)国際化(2)自由化(3)情報化
③未来像の前提条件
(1)人口構成の推移(2)一人当たりの国民所得と国民負担率
(3)国債残高と地方債残高  
④地域社会と議員の役割
(1)国民主権のパラダイム(2)行政需要から行政サービスまでの循環
(3)地域社会のあり方とマニフェスト
⑤マニフェストと行政組織
(1)行政組織の存立基盤(2)天下りと談合(3)職階制と分限
⑥マニフェストと予算・決算
(1)歳入と歳出(2)国と地方の関係(3)地域住民の自立と地方交付税

 以上6項目を前半後半に分け、それぞれ講義とディスカッションで進めました。
 将来の議員を目指し、勉強のため参加したある人は、「納税者の立場を自覚し対等の議論ができるようになることで、地域社会と議員の役割も変わってくる。今後の活動の進め方に、方向性を見つけたような気がします」とコメントをいただきました。私自身も改めて「予算は税金、予算は政策」であると認識し、「納税者としての自覚」と「議員の意識変革」の重要性を思いました。