やっぱりね!今ごろ聞かされた本音

2006年8月21日 00時33分 | カテゴリー: 活動報告

穂高町の住民投票条例はなぜ可決されたのか

 京都府木津町議会の議会運営委員会が視察に訪れました。木津町は、来年3月に加茂町・山城町と合併し木津川市となるとのこと。合併後の市政や市議会運営について調査することを目的に、合併直後の安曇野市を選んだということです。
 視察受け入れ側として、私も木津町議会の皆さんと懇談させてもらいましたが、そこで旧穂高町の住民投票条例にまつわる思いがけない話(いや、「やっぱりね」というべきか)を、旧穂高町議会の議長の口から聞いてしまいました。安曇野市が無事に合併した今となれば、もう差し障りもなかろうと気楽になって、つい本音が出てしまったのでしょう。

 それは、合併前に旧穂高町で行われた住民投票についての質問がきっかけでした。まちづくり推進課長が「住民投票については小林議員が詳しい・・・」と言って、私に答えるよう促したのですが、どこからか「穂高町議会の議長だった人がいるじゃないか」という声がして、元議長が答えることになったのです。元議長は「だいぶ前のことなのでハッキリ覚えていない点もあるが」と前置きをして住民投票条例について説明。
 しかし、当時、住民投票条例を求める側の事務局をやっていた私からすると、いくつか事実と異なる点があったので、後から補足説明をさせてもらったのです。特に強調したのは、住民アンケートの結果が出てから住民投票条例を求める署名運動をしたのではなく、アンケート調査と時期を同じくして行われたのだということ。

 この指摘に対して、元議長が「そうでしたね。穂高ではアンケートの結果、合併反対が多かったから、これをひっくり返すには住民投票するしかない。だから町長も議会も住民投票条例を通したんだ。アンケートで合併賛成が多かったら、住民投票条例は通らなかったと思う」と、なんのためらいもなくすらすらっと発言したのには、こっちの方がビックリしてしまいました。そんなことだろうとは思っていましたが、こんな場面で聞こうとは・・・

 その前年の9月、議員提案で提出した住民投票条例案は、「議会は意思決定機関であり、議員は住民からの重い付託を受けているのだから、議員が責任を持って判断すべき」という反対意見により否決されていたので、住民請求での住民投票条例など、成立はもっと難しいと悲観的でした。それがなぜ通ったかといえば、何のことはない単なる「ご都合主義」だったというわけですね。

 当時の町長と合併賛成派議員の本音が聞けて、ある意味すっきりしました。
 木津町議会のみなさん、いい質問をありがとうございました。