副知事の一人に腰原前大町市長を起用へ

これで議会が反対したら見上げたものだが・・・

 知事選が終わって関連報道も一段落した8月11日から、我が家では、信濃毎日新聞の購読を止めました。田中県政に対するあまりに偏向した報道に、怒り心頭に発したからです。気になることがあれば、ネットの信毎をチェックするようにしています。

 そしたら今朝は、さっそくにそんな「気になる情報」がメールで寄せられ、あわてて信毎のホームページを覗いてみました。「副知事に板倉前消防庁長官・腰原前大町市長を起用へ」の見出しに、我が目を疑いました。記事を引用すると、「9月1日に知事に就任する村井仁氏は29日までに、副知事を2人制とし、総務省出身で7月まで消防庁長官を務めた板倉敏和氏(56)=東京都=と、前大町市長の腰原愛正氏(59)=大町市=を起用する方針を固めた。早ければ、9月13日招集が有力となっている臨時県会に人事案を提出、同意を求める見通し。」となっているではありませんか。

 おまけに、腰原氏については「大町市出身で慶応大卒。大町市議を経て、1990年から同市長を4期務め、県市長会、北信越市長会の会長も歴任した。任期満了に伴い今年7月に引退、今回の知事選では村井氏陣営の選対本部長を務めた。」とあるだけで、記事のどこを見ても、批判的な文言はいっさいありません。村井陣営の選対本部長を務めたというだけでも、論功行賞的人事だと問題視されるはずなのに、一言も触れていないのはなぜ?信濃毎日新聞への不信は募るばかりです。そして、言うまでもなく、このような人事案を出してくる村井新知事への信頼は、一気に遠のくのではないでしょうか。

 そうこうするうちに、友人、知人、県内各地の議員仲間などから、疑問や怒りのメールが次々と送られてきました。いくつか紹介します。

・前大町市長だとは、ビックリです。村井さん、類は類を呼んでしまったのでしょうか。どうしましょう。せっかく、黒い霧のかからない県政になりつつありましたのに。

・今朝の新聞を見てひっくり返ってしまいました。選挙戦の功労者に対する村井さんからのご褒美でしょうか?

・前大町市長の腰原さんは、政治家としては「金」以外には興味がないのか、「黒い噂」は最後まで絶えなかった。

・新知事は「国に沿って起点は波田」、副知事候補は「わが市までぜひにでも高速道路を」と言い続けてきた人物。お先真っ暗です!

・これこそ村井さんの実態であり、本性です。

・誤報であって欲しいと思っていますが、村井さんも何を考えているのでしょうか?

・信毎も、何の批判も加えていません。疑問の声があることすら、報じていません。これが、田中が当選して、田中の選対本部長を副知事にしたら、どう書いたでしょうか。県議会の対応も注目されますね。

・ここで議会が反対したら、捨てたもんじゃないと思いますが。