12月議会・小林じゅん子の一般質問〜その4〜

2007年1月11日 22時50分 | カテゴリー: 活動報告

発達障がいを持つ子どもの支援について・続き

※前ページからの続きです
【 質問2について 】
 発達障がいの児童・生徒の数がふえる傾向にあるなかで、発達障がいを持つ児童・生徒について、学校ではどのような指導体制で臨んでいるのか。

【 教育長の答弁 】
 担任1人で発達障がいを持っている子供さん一人一人に対応していくのは相当な困難なので、全職員の共通理解のもとに対応できるように、各学校で校内の指導体制を組織している。
 具体的には、自律教育コーディネーター(これは自律学級を担任する先生のほとんどが講習を受け資格を持っている)を中心として、校内委員会を持って指導にあたっている。本人や保護者のニーズ等に応じてチームで支援したり、関係機関と連絡をとる、ケース会議を開くなど対応している。
 加えて、安曇野市としては現在、発達障がいを持つ児童・生徒の指導のために、支援の先生10名を小学校6校に配置している。また、県が17年度から始めた障がいのある児童・生徒の支援事業「子供ほっとサポート推進事業」により、6校に県費の先生を配置している。同じく県で、特に学習障がいと注意欠陥多動性障がい、そして重度の障がいのある子供さんについて、県から2校に先生が配置されている。以上のように個々の児童・生徒について、障がいの特性に応じて生活支援あるいは指導に当たっている。

【 再質問 】
 学校に上がる前の就学指導委員会では、学習障がいと思われるお子さんについて、どういう指導がされているのか。普通学級で一緒にやっていけるなり、ここまでの障がいがあれば自律学級の方に行った方がいいなど、就学指導委員会で判断しなければならないが、その様子はどうか。

【 教育長の答弁 】
 就学指導委員会のメンバーは、学校の先生から始まって、幼稚園の園長先生、校医、ケースワーカーや臨床心理士なども含め全部で30名以上。毎年、小学校へ上がるお子さんと、小学校へ上がった後も、1年、2年、3年と様子を見て、普通学級よりも自律学級がよくないかとか、あるいは養護学校の方がよくないかとか、また小学校から中学へ上がるときにも、そういうお子さんについて全学校から資料を上げてもらい検討している。今年度は3回行われた。
 難しい事例としては、養護学校へという判定が出たとしても、保護者の要望等もあって普通学校の通常のクラスを選ぶ場合もあり、それはそれで今までも認めている状況である。

【 再質問 】
 保護者の希望と就学指導委員会の判定の食い違いから、対応に苦慮する場面があるかと思うが、基本的には地域の学校にお子さんが通って、障がいを持ちながらも、みんな一緒に学んで、育つということが一番大切なことだと思う。けれども、実際受け入れる側の学校の方で、対応が難しいお子さんに対して難色を示すようなことはないか。

【 教育長の答弁 】
 最終的には保護者の要望にこたえる方向でやっている。特にもめたとか、絶対だめだとか、そういうことはない。

【 再質問 】
 難しい面はあるか思うが、現在いい対応がなされて喜ばれている事例もあるので、その方向でお願いしたい。
 しかし、まだ問題もある。先生の配置の基準でいえば、児童・生徒の人数と先生の数の対応で決まるので、様々な障がいを持った子どもたちが混在している現状では、とても十分な指導ができる状況ではない。
 また、普通学級を担任し切れなかったような先生を、生徒数が少ないからということで自律学級の担任に回すというようなことが、今でもおそらく行われていると思う。
そういったことがないようにしっかりと目配りをし、すべての子どもたちにきちっと教育が保障されるような方向で、教育委員会の指導をお願いしたいが、その点はどうか。

【 教育長の答弁 】
 指摘されたとおりだと思う。現時点でもできる限りのことはしているが、最終的には人的配置の問題であり、そこは予算の面から厳しいところもあるが、市としてできる限りのことをしていきたい。

【 質問3について 】
 発達障がいなどでは、一見したところ障がいがあるとは見えないが、学校、教室といった集団生活の中では、うまく適用できずに悩みを抱えてしまう場合が多い。これを家族と学校だけの問題にせず広く保護者に伝え、また地域でもこういうお子さんがあって、みんなで育っていくんだというような取り組みができればいいと思うが、教育委員会では何か考はあるか。

【 教育長の答弁 】
 お互いの理解を深めるような取り組みについては、具体的にどうするかについての検討はされていない。当面は教育相談事業の一環として取り組んでいきたい。

【 再質問 】
 それに関連して1つ提案ですが、3歳児健診で発育・発達にちょっと遅れがあるかなという心配のあるお子さんについて、継続してその後の成長を見ていくということで「遊びの教室」というものがある。年18回、お子さんと保護者が集まって、遊びながら発達を促したり、成長ぶりを継続観察するというものだが、こういうところへ学校も連携して何かできることがあると思うが、どうか。

【 教育長の答弁 】
 現在も、幼保小連絡会があるので、健康福祉部との連携をとって、「保育」というよりも「幼児教育」という考え方でお子さんを見守り、必要な支援をしていきたい。