議長・副議長の会派離脱を求める要望書〜その1〜

2007年3月13日 15時59分 | カテゴリー: 活動報告

議会運営委員会での審議を傍聴する

 行政について市民のみなさんの希望や提案は、請願、陳情という形で市議会に要望することができます。請願、陳情は、だれでも行うことができます。(請願の場合は、議員の紹介により請願書を提出しなればなりませんが、陳情は一人でもできます。)安曇野市議会では請願も陳情も委員会に審査を付託しており、実質的には同じ扱いをしています。

 そこで、この「議長・副議長の会派離脱を求める要望書」ですが、陳情書ではなく要望書となっていることに、まず注目したいと思います。請願は「こいねがうこと、目上の人などに願い出ること」、陳情は「目上の人に、実情や心情を述べること」という意味があるので、おカミに頭を下げて懇願するイメージが強く、私はあまり好きではありません。今回のこの請願人も、きっと同じようなことを感じて、「要望書」としたのではないかと思います。

 今日は、その「議長・副議長の会派離脱を求める要望書」が議会運営委員会で審議されるというので、私も傍聴に出掛けました。以下は、その報告です。

◆議長・副議長の会派離脱を求める要望書(本文そのまま)——
 地方分権が進められるなか、地方議会の役割は広範囲に及び、その責任は益々重くなってきました。その議会を代表する議長はまさに重責です。議会運営、秩序保持、議長裁定等、常に「不偏不党」「公正中立」であることが求められます。議長・副議長は議会運営の公正を期するため、会派を離脱し中立の立場で議会を運営するべきものです。

 しかしながら安曇野市議会では、全28議員のうち15人が所属する最大会派の五一会のメンバーが、会派に所属しながら正副議長を務めています。このことは、会派の決定が議会の意思に直結しかねない状況といえます。そして市民の目から見ても、「不偏不党」「公正中立」の議会運営が保たれるのかどうか疑問を持たざるをえません。このまま、議長・副議長が会派に留まることは、安曇野市議会に対する市民の信頼感を損なうことにもつながります。

 したがって、議長・副議長においては、「不偏不党」「公正中立」の議会運営のために、会派を離脱することを要望いたします。

 安曇野市議会の発展と、議会運営でのご活躍を期待しながら、上記要望書の審査と採択をお願いします。

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 まずは、栗原委員長が、当事者である水谷議長と西沢副議長に対して見解を求めるところから始まりました。
 水谷議長の指示で、西沢副議長が県内の議会における同様の問題について、分析・説明を行いました。(説明の資料(1)資料(2)です。)議長は、会派に属そうが属すまいが、「不偏不党」「公正中立」を旨にやっている。会派の考え方を自分(議長)のものとして議会に反映させていくことは、現行制度ではありえないと強調しました。
 それに対し、この要望書は議会の民主的運営に関わる重要なことであるが、議長・副議長の見解はそれだけか、と確認する議員もありました。

 その後、当事者の正副議長の退室が決議され、残りの8委員で審議が続けられました。 要望書を提出した方が傍聴人として来ていたので、参考人の手続きをして、この場で意見を聞いたらどうかという提案もありましたが、2対5で否決されてしまい残念でした。 各委員からの意見をざっとまとめると、次のようなものでした。
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