安曇野菜園経営、第6期業績を見て判断

2009年1月6日 21時30分 | カテゴリー: 活動報告

平林市長、政治的判断が必要と答弁

 安曇野市議会12月定例会一般質問は12月16日〜18日の三日間。私は、第三セクター「安曇野菜園」(旧三郷ベジタブル)と「三郷堆肥センター」(三郷農業振興公社)の経営問題について、経営危機を招いてきた責任と今後の見通しなどを質問しました。
 以下に、三郷ベジタブルの経営改善を望む市民の会の横地さんから、傍聴のレポートをいただきましたので掲載します。

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 安曇野市議会は08年12月17日、一般質問があり、小林純子議員は第3セクター「安曇野菜園」(旧三郷ベジタブル)と「三郷堆肥センター」(三郷農業振興公社)の経営問題について経営危機を招いてきた責任と今後の見通しなどを質した。

 安曇野菜園の経営責任については、平林伊三郎市長が答弁に立ち、第三セクターという組織と行政の役割について説明した後「三セクのありかたについては、見通しをつけなければならない。政治的判断は第6期の業績を見て、することになるだろう」と語った。安曇野菜園第6期決算が分かるのは、09年秋。市民の税金で毎年多額の補助金返済を肩代わりしてきた菜園経営への「政治的判断」が初めて示されることになる。

 小林議員は、08年8月までの安曇野菜園第5期決算で、売上高が3億9300万円と計画値を10.9%下回り3600万円の赤字を出していることを指摘。この決算について、菜園と安曇野市それぞれの評価を訊いた。

 二木一雄産業観光部長は「第5期は経営改善計画を下回り、当初見込みに甘さがあった。第5期は経営改善の準備期間と考えており、第6期が正念場。会社としては経営の長期戦略として第6期につなげうる推移ととらえている。また市としては、第6期で利益を生む構造にするよう、生産現場を応援していく」などと答弁。

 小林議員が、すでに4分の1経過している第6期の現状について聞くと「植え付け面積、天候影響などでいい数字が出ているとは言えない」と、回りくどい説明だった。

 さらに小林議員は、安曇野菜園が07年9〜12月にかけて、カゴメと協議した経緯と内容から、菜園の代表権を持つ西山馥司・副市長の経営責任について質した。カゴメが「安曇野市との契約はすでに1年ごとになっており、第7期以降縮小の可能性を考えている」と述べていることについて、西山副市長は「すでに新しい品種を入れ、カゴメが減る分は自分たちで処理するようにしている。カゴメの縮小可能性などは、すべて『かもしれない』という仮定の話だ。現実にだめなら、他品種とか他の買取先を探すとかになる」と答えた。

 小林議員は「経営改善計画を提出したさい、説明すべきだった」と指摘した上で、「トップがきちんと責任を取らない限り、安曇野菜園の人心一新はない」と追及。西山副市長は「前回答えた通り、いまは会社再生が第1」と述べ、小林議員が「そういう話を聞いて何年たつか」とこれまでのやりとりメモを読み上げた。

 これに対し平林市長は「私から見解を述べたい」と立ち上がり「行政と違って企業はモノをつくり、売ることで成り立つ。経済的論理で支配され、行政のいう通り動くわけではない。行政として3セクのありかたは考えてゆかなければならない。社長として居座るとかいうことならば、見方が違う。三郷村はかなりの額を負担し、農業振興、雇用促進、環境問題などから可決してきた。企業人事を議場で論じることはいかがか。企業の考えに行政としてどう関わるか、ここで議論するべきことか」と疑問を呈した。

 小林議員は「企業・行政を分けて議論といっても、菜園代表と副市長が同じ人物であるという構造的な問題がある。菜園代表が副市長でいることが適当であるのか。副市長、代表としての責任問題は、ここで扱うべき問題だと思う」と追及。平林市長は「三セクと公共の関係については、たとえば『ありかた検討委』などに意見を求めたりしてきた。他の三セクとの問題もある。ご指摘は、このままやってゆくより、何らかの清算を求めているように思う。しかし、慎重に考えなければならない。なぜなら補助金問題、その返還がある。松本市の三セクのような手法もあるだろう。プラスマイナスを政治的に判断しなければならない。第6期の業績を見て判断することになる。ここで企業的なことを決めても、その通りいくかどうか」と述べた。

 第6期決算は09年11月ごろ中身が明らかになるが、一般質問のやりとりは1議員60分に限られており、これまで安曇野菜園に注ぎこまれてきた多額の税金や、今後の見通しなどの具体的議論は尽くされなかった。

 三郷堆肥センターの経営改善計画については、二木産業観光部長が「いま詰めている。年内にはなんとかまとまると思う。水分調整は、入りと出をはっきりさせる。施設スタート以来の約束をやってもらう。2、3年でまた撹拌機が壊れるようなことにはしない。水分70%以上の該当者は、以下に落とさせる」と説明。小林議員は「やっと具体的な実現可能性を感じる答弁を聞けた」と評価した。  (以上まとめと報告・横地泰英)

 平林市長が「私から見解を述べたい」と、指名されもしないのに立ち上がり、西山副市長を擁護するような発言を始めたのには驚きました。しかし、ファインフーズ梓川(松本市の三セク)の後処理の話まで持ち出してくるところを見ると、やはりそれほど気になっているということでしょう。
 それにしても、平林市長は聞かれもしないことをとうとうとしゃべり’議論のすり替え’、’論点づらし’。「市長に訊いているのではありません」と、発言にストップをかけるべきでしたが、咄嗟の判断ができないのは私の今の’実力’というところか・・・