隠そうとする理由はなに?意味不明な情報公開

2010年8月18日 01時13分 | カテゴリー: 活動報告

不服申立したら審査会に諮問することなく原本を全部公開

事実上の非公開に近い評価調書
事実上の非公開に近い評価調書
 2010年8月3日安曇野市情報部分公開決定に対して不服申立をしたところ、8月10日になってS社の企画提案書の原本が全部公開されました。
 7月21日にS社に返却してしまったプロポーザル選考選定時の企画提案書を、8月3日に市に返還させたとのことで、これをS社の企画提案書の原本として改めて情報公開されたのです。
 不服申立てに対しては、安曇野市情報公開・個人情報保護審査会にかけるのが通常の手続きですが、今回は公文書を改変したものを原本と偽って部分公開したことを認めたということなのか、審査会に諮問することなく、即刻、原本の公開が決定されました。
 当然、この前の公開の時に本庁舎建設準備室長が説明していた「企業秘密など公開に差し支える部分」をスミ塗りしたものが出てくると思っていたら、ただの一つもスミ塗りはなく全部公開だったので内心びっくり。「スミ塗りないですね・・・」とつぶやく私に、室長も「S社さんが、もういいって言ってましたから・・・」と、ただそれだけ。「もういい」は、もしかして「もう(こうなったら隠しても仕方ないから公開しても)いい」ってことなのか、意味不明な発言=意味不明な情報公開でした。

 また、これと同時に公開されたのが「本庁舎等建設基本計画策定補助業務のプロポーザルの選考結果」(評価調書)です。公開といっても、部分公開であり、ご覧のように事実上の非公開といっていいような真っ黒け(スミ塗り)の評価調書で、「スミで真っ黒になってしまったので、公開してもショウガナイと思って出しませんでした」と言い訳して、最初は出さなかった文書です。
 「真っ黒けでも出せばいいんです。そうでなければ、評価調書不存在ということになる。選考した経過やその結果を文書として残していないなんて、役所として有り得ないでしょ」と言って再請求して出させたのがコレです。選考委員の数だけ12枚ありますが、どれも真っ黒けでした。

 公開できない理由は「実施機関の内部における審議に関する情報であって、公にすることにより、意思決定の中立性がそこなわれるおそれがあるため」となっています。しかし、この情報公開は業者選定の結果が公表されたあとに請求したもの。公開しても意思決定の中立性がそこなわれるおそれはありません。百歩譲って、業者名と審査委員名を伏せてくれてもいいから、点数や評価は公開すべきではないですか。こんなに真っ黒けにされると、なにか隠したいことでもあるのかと疑りたくなってしまいます。
 おまけに、12枚の評価調書の点数を集計した一覧表も出てきてないのです。これもヘンな話です。

 そこで、今日、また、安曇野市情報部分公開決定に対して不服申立をしました。下記からご覧ください。
安曇野市情報部分公開決定に対する不服申立書