容器包装プラスチックゴミのリサイクル

2003年6月24日 00時05分 | カテゴリー: 活動報告

高澤産業㈱のプラスチック再商品化システムを見学

 今日は容器包装プラスチックゴミの収集日、このプラスチックゴミの行方を追ってみようと、コープ長野(生協)の環境活動委員の皆さんと一緒に私も一組合員として、長野市大豆島の高澤産業㈱のプラスチック再商品化システムの見学に行ってきました。
 穂高町の容器包装プラスチックゴミも、この高澤産業大豆島工場で処理再生されています。ただし再生といっても、ここでは、集められたプラスチックゴミをさらに分別(何と手作業!)細かく粉砕し水で洗浄、水の中を流れる間にプラスチック以外のゴミは沈殿し、再生可能な比重の軽いプラスチックだけが回収乾燥され、袋詰されています。正確に言えば再生プラスチックにするため、ごちゃ混ぜのプラスチックゴミをより純度の高いプラスチックゴミにしている工場ということになります。(この先の製品化はまた別の工場で行われ、杭や柵などに加工されている)
 長野県で1年間に出る容器包装プラスチックゴミは約8000トン、その内の2700トンがここで再生商品化されています(残りの殆どは溶鉱炉の燃焼触媒として燃やされているそうな)。容器包装リサイクル法ができて、財団法人日本容器包装リサイクル協会も設立され、分別収集や再商品化の普及・啓発に力を入れていますが、再生商品化されるのは集まったゴミの半分にもならないのが実情です。
 また、処理再生のためここへ来る容器包装プラスチックゴミの中にも、実際にはその他のゴミが混じっていて、再生商品化できるのは入ってきた量の2分の1にしかならないとのことでした。それでも、リサイクルの意義を考え企業としての使命・社会貢献を目指し、生産性を上げる努力をしていきたいと話しておられました。
 家庭で自分がプラスチックゴミを出す時に迷うこと、例えばマヨネーズの容器は中をきれいに洗って出した方がいいのか等のことは、実際にどのように最終処理されているのかを見てみると自ずから答えが出てくるのです。「きれいにして出してと言われても、大量の水を使ってマヨネーズ容器を洗い下水を汚すより、可燃ゴミに出した方が地球環境への総合的負荷は少ない」といったような判断ができるわけです。すべての人がリサイクル工場を見学できるわけではないですが、「こうやって最終処理しています」ということまで住民に知らせていけば、ゴミの分別ももっと進み、リサイクルも効率よく、気持ちよくできるようになるのではと考えさせられました。