穂高町議会9月定例会・一般質問(その一)

地域の育成会と子ども会の活動状況と家庭との連携について

 9月定例会・一般質問は11日12日の2日間にわたって行われました。今回は10名の議員が質問に立ちました。これを書いている今日はもう21日、明日22日は9月定例会の最終日となっています。もう少し早く報告したかったのですが、議員提案した住民投票条例に関連して様々な準備があり、報告が後回しになってしまいました。どうかお許しください。
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 最初に、地域の育成会と学校の子ども会、その活動状況と、家庭との連携についてお尋ねします。
 昨年度からの完全学校週5日制の実施を踏まえて、学校や地域でもさまざまな取り組みが進められています。子どもたちの育ちを、地域で支えていくことの大切さが、再認識されたといってよいでしょう。このことは、子どもの問題だけではなく、大人自身の地域における生き方に関わる問題でもあり、地域コミュニティー、これは穂高町でいえば区や常会・隣組という事になりますが、それらの課題としての位置づけが求められる問題でもあると考えます。
 こうした中、子どもたちの健やかな育成に向けて、スポーツ事業や、その地域ならではの伝統行事、イベントなどを企画し実践を重ねてきた育成会に、大きな期待が寄せられるようになりました。実際この1年半ほどの間に、各地域では子ども達を対象とした様々な活動プログラムが用意され、熱心に取組まれ成果を上げているという報告も見聞きしております。これは、地域社会の一員として皆で、次代を担う子どもたちを育てていこうという機運が高まってきたことの証であり、喜ばしく思っております。
 ところが、ここにきて気になる状況も出てきています。それは、先ほど述べました区や常会・隣組と育成会との位置づけに関わる問題です。育成会の運営が区や常会と一体となってなされているため、区に入っていない家庭やその子どもは、育成会の構成員として認められないとする育成会が出てきたのです。はっきりと規約で定めた育成会もあれば、明文化はしていないが申し合わせで、区に入っていない家庭から特別な形で育成会費を徴収しているところもあります。
(次の報告へつづく)