穂高町議会臨時会の報告

補正予算に賛成か反対か判断に迷う

 穂高町議会は年4回の定例会の他に必要に応じて臨時会があります。今日は今年4回目の臨時会で、一般会計の補正予算について審議。事前に聞いていたのは11月9日の総選挙のための補正予算だというので気軽に考えていましたが、その他にも農産物直売センター(Vif穂高)と電算管理に関わるものがあり、ちょっととまどいました。というのも、今回は事前に議案書は出ておらず、議席に着くまでそのことが分からなかったからです。もちろん議事の中で行政側からの説明があり、質疑・審議するのですから、それでいいといえばそうなのですが、駆け出し議員の私としては事前に議案書を出してもらえれば、前もって調べたり考えたり準備できるのにと思いました。 
 最初に「総選挙のための補正予算だというので気軽に」といったのは、選挙は当然のことですし、補正予算といっても国会議員の選挙に掛かる経費(今回は1140万7千円)は国から委託金として下りてくるので、特に問題もなく賛成・可決のつもりだったからです。ところが、Vif穂高や電算管理のことが出てきたので、私自身の勉強不足もあって、あせってしまったというのが正直なところです。
 農産物直売センターでは、直売所と加工所をつなぐ外階段に屋根が無く、雨や雪が降った時に不便なだけでなく危険なので屋根を付ける。多目的ホールと入り口が一続きで使いにくいので、衝立のような形で間仕切りを作る。という2つの工事のための補正予算330万円。電算管理費では、LGWAN専用線利用料(あづみ野ケーブルテレビの通信回線を利用するための費用)が16万6千円、LGWAN専用線接続工事費100万円、LGWAN共同利用負担金(三郷村を核として5町村で共同利用するための負担金)110万円。これら補正予算をパッと一目見て、一通りの説明を聞いて、即座に妥当なものか判断するのは難しい。
 農産物直売センターについては、どうして設計段階で気が付かなかったかと思いつつも無くては困る設備だし、LGWAN(総合行政ネットワーク)にしても5町村で共同利用することは私が議員になる前から決まっていることだし・・・などと考えて、結局今回の補正予算に賛成したのですが、よくよく考えてみれば反対すべきではなかったかと複雑な心境です。(写真は補正予算の選挙費用のページ)