穂高町・企画財政課が作った資料の問題点

2004年4月11日 01時23分 | カテゴリー: 活動報告

題して「穂高町の将来について考えてください」

 友人が憤慨して「穂高町の将来について考えてください」と書かれた印刷物を差し出した。彼の父親が老人クラブの会合で、もらってきたという。最後のページに穂高町役場・企画財政課とあるので、合併担当職員に確認してみました。きちんとした説明資料を出すまでの「つなぎ」として作ったもので、町内の各種団体にお願いして総会など会合の席上合併について説明させてもらうときに配布しているとのこと。合併する方向で説明しているとも。
 平林町長は3月議会で「合併についての説明不足、公平な説明を怠ったことは反省し、穂高町が合併しない場合についてもわかり易く説明したうえで判断していただきたい」と答弁しているが、そのあと出てきたものは広報ほたか3月号・合併特集「穂高の夢ある将来について・・・」という町長のメッセージ。実に言葉巧みに合併へ誘導しています。穂高町の首長として選ばれたはずの人が、穂高町として自立してやっていくことには夢も希望も持てないと言うのでしょうか。百歩譲って、町長が合併がよいというならそれはそれで結構ですが、私たち住民も6月6日には一人ひとりの意思表示をしなくてはならないのですから、もっと公平な説明をしていただかないと困ります。

 ここでは「穂高町の将来について考えてください」の資料について、いくつか問題点を指摘しておきますので、今後に予定されている穂高町が合併しない場合の資料に生かしていただくようお願いします。
1、高齢化率、新生児数のグラフは、折れ線グラフのカーブが過度に強調されており、判断を惑わせるおそれがある。
2、市内循環バスの運行なども検討していますとありますが、新市の広大な地域をカバーしながら尚且つ住民にとって便利な運行となると、実現は難しいのではないでしょうか。「検討している」程度の話を出すべきではありません。
3、今の調整案によると保育料は安くなるとありますが、所得によっては高くなる人安くなる人様々です。平均すれば安くなるということなのでしょうが、平均値の保育料を払う人など実際にはありません。
4、行財政改革は、小さな単位でやるよりは大きくやった方が、共通経費削減などでは有効ですとありますが、議員が在任特例を使おうとしたり近隣の市と同程度の報酬を見込んだりしているようでは、他の面でもどれほどの改革が進むのか疑問です。
5、北小、南小、有明・北穂高保育園、穂高幼稚園などの改築に合併特例債を使うことを考えているとありますが、他の町村でも学校の建て替え希望はあり、その他にも給食センター、プール、図書館、国際的な競技会もできるような体育館など、いくつもの要望があります。もちろん新市庁舎も建てなければなりません。そうすると合併したからといって、すぐに穂高地域の学校や保育園が改築できるとは限りません。合併特例債は国の財政支援といっても借金だということを忘れてはいけません。

 最後のところにやっと、私と同じ考えがありほっとしました。
「メリットがあるから合併する。メリットがないから合併しない、ということではないと思います。今住んでいるこの穂高町や安曇野の自然・土地利用・農業・工業・商業・観光・福祉などが、こうなったらいいとか、次の世代のためにはこうなったらよい、というような、将来に対する見通しというか構想、そういうことを考えていただくことです。・・・・」
このことを、最初にドーンと据えて説明していってほしいものです。