公開討論会は見送ることに

穂高地域合併推進住民ネットワークは参加せず

 4月24日のこのページで報告しましたが、公平な合併情報を求める会では合併についての公開討論会ができないか模索してきました。合併賛成の住民グループ「穂高地域合併推進住民ネットワーク」と合併反対の住民グループ「穂高町を自立存続する会」に対して、合併問題についての公開討論会開催を呼び掛けたところ、推進ネットワークから「公平な合併情報を求める会の仲立ち、あるいは主催ということではなく、賛成の会・反対の会両者で相談して開催できるかどうか検討する」とのお返事をいただきました。自立存続する会にもその話を伝え、公開討論会を開催する方向で調整していただくようお願いしていました。
 昨日になってやっと結論が出たと、自立存続する会の事務局である荻原議員から連絡がありました。「推進ネットワーク事務局の吉田議員から公開討論会には参加しない、との最終的な返事があったので、事実上開催できないことになった」というのです。「いくら話し合っても平行線だから」という理由で断ってきたそうです。私の方でも、8日の合併講演会の後、推進ネットワーク代表の小口さんにお会いしたので、公開討論会の話はどうなっていますかと聞いていました。小口さんは「小西先生には新市将来構想が素晴らしいと褒めてもらったが、一般の人に説明して分かってもらうのはなかなか難しい。公開討論会ともなれば、ますますそんな難しい話は聞いてもらえないんじゃないか・・・」と公開討論会には消極的な口ぶりでしたので、開催は無理かなと思っていました。自立存続する会では、推進ネットワークが不参加でも、何とか公開討論会的な場を持ちたいということで、合併推進の町会議員に参加を呼び掛けてみると話していました。
 ところで皆さん、18人いる町会議員がそれぞれ合併についてどう考えているか、ご存知でしょうか。実は議員の私でさえ分からない状態だったのですが、推進ネットワークが新たに出したチラシに合併推進議員として12人の町会議員の名前があり、今日やっと私にもはっきりしたところです。(ちょっと前までは、合併賛成の議員は13人ということになっていましたが・・・)そしてまた、今日は「みんな行こう住民投票の会」から町議に対して、穂高町の合併と住民投票に関する公開質問状が届きました。回答を依頼する文書には、「安曇野地域任意合併協議会が設立されて1年半ほどになりますが、その間、個々の議員からの情報発信はほとんどなく、合併賛成の議員が多いらしい程度のことしか、残念ながら住民には伝わっていません。今回の公開質問状により、穂高町の議員のお一人おひとりの考えが明確に表明されることは、6月6日の住民投票に向けて住民の関心を高めることに役立つと考えました。」とありました。まったくその通りと私も思います。議会が最終決定するというのなら、議会を構成している一人ひとりの議員が、合併に対する自身の立場をはっきり表明することが必要です。