台風23号・穂高町での被害の状況は(その2)

住民個々の被害大きく、穂高町の被害復旧費用6000万円以上

(その1)からの続きです。
≪商工関係≫
・中房線通行止め(第4発電所周辺の崩落により通行止め)の影響
 →宿泊客等は現場まで徒歩で下山、その後車でピストン輸送。
 10月25日仮復旧済み
・北の沢線崩落による温泉管の破損→温泉公社により復旧作業→仮復旧済み
・旅館「常念坊」土砂流入の被害→10日間休業・復旧作業、30日より営業を再開。
 消防団、商工会、観光課、北アルプス案内人組合、遭対協、ボランティア等が協力。
・嵩下地区の2社、工場に浸水
 コンプレッサー、工作機械等に被害
・橋爪辰巳養魚場冠水および停電により、稚魚8割が死滅、魚の流失等の被害。
・養魚場では、青木花見1ヶ所、穂高地区6ヶ所でも冠水被害。
≪水道関係≫
・水源地等の被害は特になかった。
・豊里地区で町道の土砂流出により、本管露出、その他破裂の被害があった。
≪生涯学習関係≫
・高瀬川河川敷内のマレットゴルフ場が冠水したが、大きな被害はなかった。

◆被災地の後片付けや消毒作業
≪消毒作業≫
・21日〜22日にかけて役場職員12名ほどで浸水家屋の消毒作業を実施。全体で38戸
・敷地内へ石灰の散布、床下にはミスト機による石灰散布、便槽付近はクレゾール石鹸液の散布を実施。
≪流木等の処理作業≫
・嵩下地等の流木処理については、公民館に集め処理していく。
・豊里のVif穂高東の旧「夕市広場」を流木処分場に指定する。
・床下浸水家屋からの粗大ゴミ等の処理については、町が負担することとする。