安曇野地域合併協議会ウォッチング〜その9〜

ようやく出てきた議会改革に関する提案

 今回は明科町公民館にて開催。ここへきて表面化した電算システムの統合問題のこともあってか、いつもより傍聴者も多かったです。
 協議会の関心もそこに集中していたはずで、協議会冒頭の会長挨拶では、まずは今回の電算一元化の“混乱”について「電算システム統合については、早くから5町村職員のプロジェクトチームなどで研究を深め、合併協議会の幹事会や正副会長会の検討・決定を経て進めてきたが、会長として説明不足や至らなさもあって充分な理解が得られなかった」とお詫びの言葉がありありました。(この問題については、前のページで報告している「合併に向けて最大の難関!? 〜どうなる電算情報システムの統合〜」を参考にご覧ください。))※写真は29日付の信濃毎日新聞と市民タイムスの誌面
 そのあと事務局長から、新市建設計画について前回の協議で出された意見を基にした修正案が提案されました。さらに各町村の住民説明会の意見などもふまえ、2月8日の第10回協議会で最終的な新市建設計画が提案されるということです。

 議事では、一部事務組合等の取扱いと公社等の取扱いについて協議され、原案通りに確認されました。一部事務組合というのは、消防、介護認定などの仕事をしている松本広域連合や、ごみ処理の穂高広域施設組合などいくつかあり、5町村以外の市町村も関係しているので、合併の日の前日をもってそれぞれの組合等から脱退し、合併の日に新市において新たに加入することになる、というものです。
 公社というのは、各町村にある土地開発公社のこと。合併に当たっては、穂高町、三郷村、堀金村、明科町の4公社は、その所有する財産を豊科町土地開発公社に譲渡し債務を引き継ぎ、合併の日の前日までに解散し、豊科町土地開発公社は定款変更により名称を変更し、新市の土地開発公社となる、というものです。5町村の公社がそれぞれ解散してから一本化すればよいのではと質問がありましたが、すべて解散となると各町村は一般財源で債務処理しなければならないが、財産や債務の譲渡はできることになっているので、一つの公社を残しそこへ持ち寄る形で進めることにしたと説明がありました。
 堀金村の「ほりでーゆー」や豊科町の「ビレッジ安曇野」など第3セクター等については、現行とおり(出資も含めて)新市に引継ぐとなっています。

 以上の2件で協議は終わり、重要課題の「新市建設計画中間報告」について意見交換。新市の基本方針について、歴史・文化に関することや教育への取り組みを強調すること、単に田園都市とするのでなく田園産業都市としたらどうかなど、さまざまな意見が出されました。
 その中で私が最も注目したのは、堀金村委員からの次のような意見でした。「合併の目的は行財政の積極的改革にある。議会もそこから外れるものではない。これまでの議会や議員のあり方には問題があり、従来の考え方を見直す必要がある。新市においては、持ち回り議会や日曜議会の実現を目指してほしい。市会議員の行動規範といったものもキチンとしてほしい」というもの。協議会の半数は議員であるのに、議会改革に関する提案が一つとして出てこないのはどうしたことか!私は大いに不満でしたが、今日ようやく私が期待していた意見を聞くことができました。(しかし、この人は住民代表で議員ではないのです。自ら改革を進める気がない議員は、新市には必要ありません。)