住民にとって使いやすい情報公開には程遠く

2005年3月25日 01時22分 | カテゴリー: 活動報告

今後は改善すると約束

 12月議会で、町の公文書公開条例の運用について質問したところ、町長は「今やどこの自治体でも、住民の権利として公開請求できることになっているが、職員はまだ対応に慣れていない面がある。指摘された点は反省し、住民に使いやすい運用を図っていきたい。」と答弁し、住民向けの手引きを作ったり、情報公開に関するホームページの開設、広報誌で取り上げるなど積極的な姿勢を見せていました。
 
 ちょうどそんな時「芸術文化施設検討委員会について情報公開したから、小林さんもどう」とお誘いがありました。他にも閲覧希望者が2人あり、合計4人で始まったのですが、担当職員の説明がどうしても腑に落ちないので、次のようなやり取りが続くことになりました。

(住民)「閲覧は役場の業務時間内しかできないのはどういうわけか」
(職員)「他の業務と一緒で、手続きを要することは原則としてそうなっている」
(住民)「何とか時間外にしてもらえないだろうか」
(職員)「それはできない、遅くまで職員が残らなければならない」
(住民)「それでは昼間仕事がある人は、情報公開ができないことになるが」
(職員)「そういうことになる。だから郵送することになっている。そのためにはコピー代20円と郵送料が必要となる」
(住民)「それなら、お金がない人は情報公開制度が利用できないことになるが」
(職員)「そういうことになる」
(住民)「コピー代の20円は高すぎる。他の町村・県やコンビニでは10円だ」
(職員)「他の町村の事は一切関係ない。ここは穂高町である。穂高町の規則で決まっている」
(住民)「それにしても高すぎる」
(職員)「そこには職員の手数料が入っている。しかし裏表やA3など重ねて得な方法でコピーができる。また自分で役場内のコピー機を利用してコピーすれば10円でできる」
(小林)「本来ならコピーすることも情報公開に必要な職員の業務の一つ、手数料を別に取ることは考えられない」
(職員)「規則で決まっている。そういうなら規則を変えればいい」
(小林)「12月議会で、情報公開について住民サイドに立った運用するよう徹底させると、町長も総務課長も約束しているが」
(職員)「そんなこと聞いていない」

 「そんなこと聞いていない」と言われては、議会での答弁は何だったのかということになる。そんなことはあるまい、確認しなくてはと思い、総務課長に事情を話して来ていただきました。
 総務課長は「自分でコピーすればコピー代が10円ということはない。個人情報の保護のこともあるから、コピーは職員がすることになっているはず」、「公開の時間は担当窓口と住民が相談して、役場の業務時間外でも住民の便宜をはかることになっている」、「12月の課長会議で話しておいたが」などと指導。そのうちに、そもそも「役場の方は今日しか時間が取れない」と言っていたのも、年度末は忙しいので職員が自分の都合を優先したためと判り、腹立たしさも二倍の感。

 情報公開を請求した側だって、仕事があり生活がかかっているのです。本当に苦労して時間をやり繰りして来ているのに、「仕事をしたくなくて嘘をついた」と思われても仕方がないような職員の態度に、その場にいた住民は怒り心頭に達し・・・ そんな感じでした。
 最終的には(町長が不在でしたので)助役にも来ていただき、ことの経緯を伝えたところ、助役は職員の対応が悪かったことを謝り、住民の要望を聞き相談しながら対応していくと述べました。