田中知事が天満沢川取水口工事現場を視察

2005年4月17日 21時01分 | カテゴリー: 活動報告

アートヒルズより万水川の改修工事予定地に行ってほしかった

 3月25日のこのページで「これが最良の方法だったのか」と報告した天満沢川の災害復旧工事について、田中知事が視察に訪れた。この日は、アートヒルズで安曇野観光活性化についての意見交換なども行ったそうです。
 今朝の信濃毎日新聞の報道によると「田中知事は11日、穂高町の天満沢川で町が進めている災害復旧工事の方法に一部住民から疑問の声が出ているのを受け、現場を視察した。/昨年10月の台風の影響で、農業用水の取水口が破損。町は事業費約2,000万円で、幅17.5mのコンクリート製の堰堤などを2月から建設している。国は補助金を支出。県は補助していないが、町からの補助申請の窓口になっている。/知事は「(住民の疑問は)取水するためだけに、これだけの施設が必要なのかという点と、事前に工事内容の説明が充分だったのかという点だと思う」と話し、国への申請書類を再確認する考えを示した。」ということで、私自身が疑問に思っていたことと重なる意見でした。

 町の方からは、この知事視察について話は特になかったのですが、北山県議からは要請があったので、昨日は現場に行ってみました。町関係者や地方事務所農政課の関係者、水利組合の皆さんや報道機関の方々など大勢お集まりでしたが、ご近所の住民の皆さんは少ないように見えました。
 北山県議が田中知事を伴って現れると(写真:オレンジの上着が北山県議、赤の上着が田中知事)、あっという間に報道関係者に取り囲まれてしまい、私など二重の人垣のさらにその外側で耳をそばだてるのが精一杯でした。知事が、住民への説明は?元々はどんな取水口でしたか?ずいぶん大きな工事だが、設計の根拠にしたデータは?等々、町の農林課長に質問しているのがやっと聞こえてきました。
 移動中に私の姿が目に入ったのか、知事の方から「小林さん、ちょっと来て・・・」と声をかけられて、設計の根拠になった時間当たりの降水量の見積もりなど話しているところが、今朝の市民タイムスに載った写真というわけです。
 この写真については早速に反響があり、なかには「穂高町のことに県知事まで呼んでくるとは何事だ!」といったニュアンスのご意見もあって、ちょっととまどいました。ここであえて言わせてもらえば、今回の視察は北山県議の進言や田中知事の関心があって行われたもので、私は何の働きかけもしていません。

 私が働きかけたのは、むしろ町の農林課の方へです。
 どうしてこんな大きな工事になったのか、災害復旧の補助金でここまでできるのか、立派な施設を作っても川の流れ全体から見たらアンバランスで無駄が多いのではないか、工事後は植林するより自然に森が復活するのを待った方がよいのでは、等々。
 取水口は必要なもの、水が流れるようにしなければなりません。工事をやり直せと言っているのではないのです。こうなった経緯について、従来のやりかたに問題がなかったかきちんと見返し、今後に生かすようにしてほしい、地域住民にもきちんと説明してほしい等、町の農林課には話してきました。

 もし私が知事視察を働きかけるとしたら、この天満沢川より、そしてさらにアートヒルズより、大王山葵農場に近い万水川の改修工事予定地に行ってもらったことでしょう。