議長を選ぶにあたっての判断基準は

議会全員協議会での信じられない発言

 今日は議会全員協議会。報道関係の傍聴者が2名ありました。
 注目の議題は、議長選出をどうするか。
 「申し合わせ任期の2年が過ぎるので、10月に合併を控え5ヶ月しかないが、ここで改選するのがよい。」との意見が出たので、私は「自治法によれば本来議長の任期は1期4年。申し合わせで改選するのではなく、栗原議長が引き続き9月末まで務めていただくのがよい。」と発言。

 すると栗原議長は「申し合わせ任期の2年にしたがって明後日の臨時議会には辞表を提出する。しかし、現在、県の議長会の役員になっている。関係者からは引き続きやってほしいと言われているので、再度議長に立候補する。」と表明。
 これで、「自治法によれば本来議長の任期は1期4年。改選の必要はない」といった私の意見は、少数派ということで却下となり、議長は臨時議会で投票で決めることになりました。
 それを受けて、今度は白澤議員も立候補の意思を表明。「5ヶ月で何ができる?という意見もあるが、わずか5ヶ月だから引き続きやってもらえばよい、というようなケジメのないことではいけない。」など立候補の理由を述べました。

 私は、立候補にあたって何か所信表明はあるのか、もしないとすれば投票するに当たって判断が困難なので、こちらから質問をしたいといって、三つの質問を投げかけました。(昨日の報告ページでも書きましたが)

1、議員年金についてどう考えているか。議長になれば、議員年金の廃止や改正について大きな発言権を持つことになるが、どのような立場で働きかけるつもりか。
2、議長会の予算についてどう考えているか。陳情や接待がらみの飲食の実態を知っているか。その実態を変えていく気はあるか。
3、安曇野市発足に向けて、議会改革の必要性をどう考えているか。

 すると、青柳議員は「今回は選挙ではなく、単に投票で決めるというだけだから、議会で所信表明みたいなことをする場面はない。聞くならここ(全協)だね。」という。すると、「自分は年金問題だとかよく分かっているから、答えは聞かなくていい。」(藤原議員)、「そんなこと聞きたくないよ。小林さんが自分で聞いてもらえばすむこと」(等々力義人議員)に始まって、ほかの何人かの議員も口々に「そんなこたあ(聞かなくても)いい」とか「はいもう閉会、閉会!」、「聞きたきゃ自分で聞きましょ!」等々、信じられないような展開。

 議長を選出するのに、所信表明も聞かない、質問に答える必要もない、そんなことはどうでもいいと言わんばかりの議員が多いことに、私は心底あきれました。