それにしても少なすぎる参加者

2006年10月24日 00時19分 | カテゴリー: 活動報告

安曇野市交流学習センター施設検討委員会・公聴会開催

 交流学習センターといってもピンとこないかもしれませんが、これは合併前から建設を計画していた図書館を核とした複合施設(三郷、豊科、穂高の3ヶ所)のことです。これら施設のあり方や建設構想について、全市的な合意形成をめざし設置されたのが安曇野市交流学習センター施設検討委員会です。今年2月に始まって既に15回の会合が持たれていますが、まとめの最終段階に入り、広く市民から意見を求める公聴会を開くことになったのです。
 この公聴会については、検討委員会のなかでも、積極的に市民に関心を持ってもらい意見を聞くためにも積極的に行いたいという意見もあれば、様々な意見が出れば収拾がつかなくなり混乱するのではないかと心配する声もあったということですが、こうして市内2ヶ所で開催されることになりよかったと思います。

 今夜の会場は穂高会館。参加者はざっと数えて30人ぐらい。席に着いてから落ち着いて見回してみると、市の職員さんや報道関係の方がけっこう多くて、市民参加は20人ぐらいか。
 検討委員のある人は「せっかく公聴会を開くところまで(委員としては)頑張ったのに、これしか人が集まらないなんて・・・ こんなに関心が薄いとは・・・」とショックを隠せないようす。関心ありそうな人に「参加してね」と声を掛けたり、いろいろな意見が聞けるはずと期待して来た私も、ちょっと拍子抜けした感じでした。

 市も通り一遍の広報だけでなく、図書館についてより関心が高いと思われる市民に対しての声掛けをしたらよかったと思います。例えば、現在市内の図書館や学校図書館で働いている人や、図書館関連のサークルやボランティアで活動しているみなさん、図書館を日常的に利用されているヘビーユーザー的な方々など、公聴会のことを知っていれば出てきてくれたのではないでしょうか。
 まずは公聴会というこれまでにない手法を取り入れたことは評価しながらも、この公聴会が充分に機能するためには、事前の準備にももう少し配慮があればよかったと思います。

 さて、その公聴会ですが、まずは市交流学習センター施設検討委員会から、これまでの経過を中間報告書案に添って説明がありました。15回に及ぶ検討委員会で協議された内容はかなりのボリュームですから無理もありませんが、説明だけでも1時間ほどかかってしまいました。
 詳しい内容は市のホームページに【交流学習センター施設検討委員会】これまでの会議概要がありますから、関心のある方はそちらを見ていただくとして、基本構想としては穂高交流学習センター(仮称)に中央図書館を置き、豊科、三郷、堀金(今後の計画)、明科(既存施設・ひまわり)の各交流学習センターに図書館分館を設けるとの説明がありました。

 そのあと質疑応答、市民からの意見、提言となりましたが、もとから参加者が少なかったこともあり、数えるほどしか発言がなく残念でした。以下、意見や提言の概要です。

・穂高交流学習センターの中央図書館には、歴史資料や地域資料、専門書などを置いて、市民の「地域学習の拠点」とするのはよいが、やはり元々の計画にあった顕彰館(市の誇る人物、歴史、文化等の展示の機能をもたせる)はきちんと位置づけていってほしい。

・報告書の内容は素晴らしいが形容詞ばかりで形が見えにくい、具体的な目標(利用登録者数、一人当たりの貸出し数など、5年後10年後にはこうしたいという目標値)を設定して計画されているのか疑問である。(市の考え:図書館利用の目標値など図書館運営に関わることは、図書館協議会があるのでそこで検討していくことになる。)

・設計のプロポーザルについては校正・公平になされたのか疑問が残る。業者の選定は公開で行うなど透明性が保たれるようにしてほしい。合併して市として計画の検討をしなおしたのだから、合併前の町村で行ったプロポーザルもやり直したほうがいいのではないか。(市の考え:プロポーザルは設計そのものを審査するというよりは、設計は一つの提案として総合的にその業者の力量を審査することに重きを置いている。したがって、プロポーザルまで戻って設計を見直す事は考えていない。)

・公聴会など市民の意見を聞く機会が設けられたことはよいこと。これまで切望していた図書館でもあり、使う人の要望をよく聞いて使いやすい、市民に活用される図書館にしていってほしい。

 2回目の公聴会は22日に開かれ、市民の意見や提案を集約したうえで最終報告書がまとめられることになっています。年内には市長に提出される予定。