議会全員協議会は「議会」にあらず

2006年12月5日 02時04分 | カテゴリー: 活動報告

議案の中身に関わる議論は「議会」で

 29日に引き続き今日も議会全員協議会(全協)が開催されました。立て続けに開催されたのには訳があります。
 29日の全協で、交流学習センター(図書館)施設検討委員会がまとめた報告書の説明と、交流学習センター(図書館)の基本設計予算の提案が同時に行われたことに対して、「議会軽視である」とか「このまま予算案を議会に出されても否決せざるをえない、取り下げたらどうか」など、一部議員が反発したからです。予算提案権は市長だけが持つ大きな権限、これに対して「予算案を取り下げろ」というのは、いかにも乱暴な話です。
 当然ながら、その場で決着がつくわけもなく「議長預かり」となり、関係者で協議した結果、本日の全協となったわけです。

 しかし、私は今日の全協は、そもそも必要のないものと考えていましたから、召集が掛かった時は意外な気持ちでした。
 なぜかといえば、報告書の説明と予算の提案が同時に行われたことが「議会軽視」とは考えられないし、「軽視」というなら、予算を取り下げろということこそ「市長権限の軽視」ではありませんか。それに「否決されたくなかったら、予算を取り下げたらどうだ」なんて話を全協でするのは、裏取引みたいでオカシイと思ったからです。
 予算案に異議があるならば、議会(本会議)のなかで質疑したり議論したりすればいいのであって、その結果やはり基本設計の予算は問題だとなれば、そこだけカットした修正案を提案するという手もあります。そうすれば補正予算全部を否決しなくてもすむわけです。
 
 かく言う私も、図書館建設に向けて準備段階に必要な予算、例えば準備室を設置したり、必要な人材の招聘や育成に必要な予算など計上されていないのは問題なので、その点の修正案を出そうかと考えていたところです。

 ですから、市長に予算案の取り下げは要求しない。予算案の内容については「議会軽視」に反発するほどの意見や提案があるなら、議会でしっかり議論すればよい。ということで収めてくれると予想していたのに、再び全協開催となってしまいました。

 本日の全協、先ずは市長が検討委員会の報告書と基本設計の予算について説明しなおし、「基本設計というと、これでもう建物の形が決まってしまうとの誤解を招くので、基本構想図作成費と表現を変えて、ハードだけでなくソフト面での検討も含めて行っていく予算とする」ということで、予算の取り下げはしないと明言。

 私は真っ先に「市長の提案どおりでよい。予算の取り下げの必要はない」と発言し、おおかたの議員も賛同するものと思っていたら、さにあらず。議論はどんどんと予算の中身、つまり図書館建設計画そのものに踏み込んでいってしまう。「中央図書館の位置は、穂高のあの場所でいいのか」、「本庁舎の建設計画や総合計画とのからみも考慮して図書館の位置付けを検討すべき」、「基本設計の前に、専門家など交えた準備会を設けソフト面での検討が必要ではないか」等々・・・ 次からつぎへと意見はあったのですが、今日この全協は、そういった話や議論をする場ではないはずなのに。

 議会として、本気で議論しようとするなら、本会議の場で質疑や討論でガンガンやってもらいたいし、もっとじっくり話し合おうというなら特別委員会を設けるとか、やり方があると思うのですが・・・ そんな話にもならず、釈然としないままに、「予定時間が過ぎたから、これまで」という議長の声で今日の全協は閉じられたのでした。