3月定例会がはじまりました

議会傍聴の資料に予算書がもらえます(数に限りがありますが)

 本日2月25日から安曇野市議会3月定例会が始まりました。3月の17日までの長丁場、いわゆる「予算議会」です。予算審議は政策の事前評価、ともいうべきものです。

 「予算は行政の設計図」
 「予算は政策」
 「予算は税金」

 自治体は集めた税金を住民の幸せためにどう使うか。これからの時代、有権者・納税者である住民を巻き込んで、財源の使い方を自主的に決めていく仕組みを確立することが必要だと思います。市民の側にあるべき議員が、そこにどう関わっていくか、議員の存在意義や働き方が問われることにもなるでしょう。

 ところで、安曇野市の予算書ですが、議会の傍聴に行くと資料としてもらえます。といっても、数に限りがありますのでお早目にどうぞ。

2008年3月定例会会期日程はこちらからどうぞ

市長施政方針(平成20年3月定例会) はこちらからどうぞ

◆今回の私の一般質問では、次の3項目について質します。

1、議員の期末手当の加算制度の廃止と政務調査費の充実について
 新年度に向けた市長の施政方針、五つの課題の一つには「将来の財政を見通し、経常経費削減を強化する」とあり、行政改革の努力により職員の定数純減や給与構造改革による給与の削減を見込んでいる。市民にも公共料金の値上げなど負担増を求めざるをえない状況にあり、議会・議員としても経費削減の努力が必要である。まずは非常勤職員である議員の報酬や政務調査費など、見直すべきである。

・安曇野市では、常勤の市長らの期末手当(ボーナス)は「給料月額の40%を増した額」を「基準額」としているが、この基準を非常勤である議員の期末手当にも適用している。法的根拠もなく「お手盛り」ともとれる議員の期末手当の加算制度は廃止すべきではないか。

・その一方、安曇野市議会議員の政務調査費は月額7,500円で十分とはいえないので、議員個々の働きに応じて政務調査費が交付されるように制度改正が必要ではないか。

2、三郷ベジタブルの新しい経営改善計画について
 新品種キャンディースイートの導入など、具体的な取り組みは一定の評価をする。しかし、施設使用料の減額、農業開発公社からの借地購入のための資金繰、累積赤字の処理、新品種キャンディースイートの生産確立、販路拡大、カゴメ㈱との関係修復、これまでの不振に対する経営責任、行政責任。どれ一つとっても簡単には答えは出ず、経営改善計画の実現可能性には疑問が残る。市としてこの経営改善計画の実効性について、どのように考えているか。

3、指定管理者の選定情報に関する情報公開の基準について
 「安曇野市第三セクター㈱三郷ベジタブルに関する文書(株式会社三郷ベジタブルが旧三郷村に提出した指定管理者の指定に係る申請書と添付書類)」に関する公文書公開請求をしたところ、99%墨塗りの文書が公開された。事実上の非公開である。行政に都合のよい情報開示でお茶を濁すような今回のやり方は、市政への信頼を損なうものである。
 指定管理者の選定・指定にあたっては、その審議過程の透明性が求められる時代に入っている。申請書や関連する添付書類、審議記録等を保存し公開するのは行政の務めであるから、指定管理者の募集・選定情報に係る情報公開の基準といったものを、きちんと定めるべきではないか。