三郷ベジタブル関連住民訴訟第7回口頭弁論

原告側は上申書を提出

 本日18日午後、7回目の口頭弁論がありました。私たち原告側は傍聴者も含め6人で法廷に臨みました。今回の口頭弁論は、それぞれに準備した準備書面を取り交わし、次回の日程を決めておしまい。たったの3分、最短記録更新であっけなく終了。
 三郷ベジタブル(安曇野菜園)の指定管理者の指定に関わる情報が、1年も待たされてやっと公開となったことを裁判長に告げたところ、ニコッと微笑まれたのですが、それが唯一印象に残ったぐらいで、往復3時間の移動の疲れがドッっと来ています。

 たった3分で終わった口頭弁論は報告しようもないので、ここに双方の準備書面と本日提出の原告側の上申書を掲載します。準備書面は下記のリンクでご覧ください。

被告(安曇野市)の準備書面(5)

原告の準備書面(5)

◆原告側提出の上申書
 被告側から出された平成21年2月18日付準備書面(5)を読み、あまりにも不自然かつ不可解な解釈がなされていることに驚きの念を禁じえません。
「おそらく」や「・・・ではないかと推測される」等の勝手な推測により反論している上、極めつけは旧三郷村職員の法的レベルをなぜか東京都(村とやり取りしたのは長野県のはずではなかったのか)のそれと比較し、当時の村職員の誤解や理解力の欠如が手続き上の不備を生じさせた主要因であるかの如く述べている段です。

行政のトップにある者が推し進めたこの事業。その手続き上の不始末を、部下である担当職員の能力不足が原因であったと言わんばかりの表現に絶句してしまいました。

 私たち原告は、旧三郷村にこの事業の計画が持ち込まれた段階から、西山馥司氏(旧三郷村助役、旧三郷村長、現安曇野市副市長、安曇野菜園代表取締役会長)、三澤賢二氏(旧三郷村農林商工課長、安曇野市前産業観光部長、現安曇野菜園専務取締役)の両氏が中心となって「儲かる事業だ、やらなきゃ損」という目先の判断のもとに推進し、更に巨額な赤字を生み出した放漫経営の責任を取ることなく、今も経営のトップに居座り赤字を増やし続けている現状を憂えているのです。

 本来なら両氏の経営責任を含めて訴えたいところですがそれができないため、これまでの経緯とこの惨憺たる現状を容認し、改善に及び腰の安曇野市を相手に訴訟を起こしたのです。

 被告側には、これ以上の詭弁、強弁をし続ける態度を改め、早急な経営改善に努めるべく全ての情報を公開し、非ある部分はそれを素直に認めるといった良識ある対応をしていただきたいと望むところです。

2008年2月18日 原告 小林純子 藤原 浩