無意味な一般質問の時間制限

2010年8月24日 01時01分 | カテゴリー: 活動報告

一般質問の内容・質の問題を時間の問題にすり替え

市民タイムスと信濃毎日新聞の記事
市民タイムスと信濃毎日新聞の記事
 本日23日、議会運営委員会の開会前に「一般質問の時間短縮試行についての申し入れ書」を議長と議運の委員長に提出しました。会派に属さない議員5名の連名での申し入れで、その内容は次のようなものです。(共産党安曇野市議団も同様の趣旨の申し入れをしています。)

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 2010年8月6日開催の議会運営委員会で、一般質問の持ち時間を1人40分に短縮し9月定例会で試行することが決まったと聞きました。
 私たち無所属議員は、議運に委員として参加することを許されず、オブザーバー出席(荻原勝昭議員)が認められているだけですので、この一般質問の持ち時間短縮の議論には、そもそも賛否の意思表示ができませんでした。
そこで、以下のように申入れます。

 一般質問は、市政のチェックをしたり、新たな政策提案をするなど、言論の府である議会の議員として市民のために働く重要な場面です。その一般質問の持ち時間を短縮するということは、議員一人ひとりの発言権にかかわる重大な問題です。また、代表(間接)民主制である議会・議員の権利・権限は市民に由来するものですから、市民の立場からも見過ごすことのできない大きな問題だといえます。

 このように、市民の負託を受けた議員として最も重要な発言権を制限することについて、たとえ試行ということであっても、議運で決めることには馴染みません。議員一人ひとりの権利にかかわることは、全員協議会で議員全員の意見を聞き、慎重に協議し、全員の合意の上で決めるべきです。

 以上、一般質問の時間短縮試行について、速やかに再検討されますようお願いいたします。

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 これまで一般質問は一人60分の持ち時間で行ってきました。それが、なぜか一人40分に制限する方向で進んでいるのです。
 いつも20人以上の議員が質問するので、三日間はかかる。それも夕方6時7時まで続くこともあり、何とかしたいということなのでしょう。おまけに、同じような質問を二人、三人と繰り返すような場面もあり、内容の乏しい質問に時間を割くことへの不満も重なっていると思われます。
 だとすれば、60分を40分に減らしたところで、それで問題解決するとは思えません。それに、悪いことには、議員全員平等に40分にするというのではないので、私のような無所属議員は差別的な扱いを受けることになります。(右上の新聞記事を読んでいただければ、会派議員が有利であることがわかります)時間制限をするならば、議員平等の原則に則って、会派の大小や無所属か否かに関わらず同じ時間にすべきです。

 その前提としては「一般質問は三日間」ということがありますが、これに異論はありません。いくら議会だとはいえ、市長はじめ幹部職員全員を4日も5日も拘束することは避けるべきですから。
 最長3日間として、18人が質問するなら一人60分になりますし、最大27人なら一人40分になります。そんなふうにして定例会ごとに、質問する議員の人数によって、その都度持ち時間を決めればすむことです。
 そして、なにより今必要なことは、「時間」より「中身」の吟味です。知らないことを聞くだけの質問や、出たとこ勝負のわかりにくい議論、一方的に要望するだけの政策提案など、いくら時間をかけたとしても自己満足で終わってしまうような質問ではダメなのです。そこのところの反省と課題解決に目を向けることこそ、必要なのではないでしょうか。そして、その結果、過不足ない質問で時間短縮につながる・・・、そうであってほしいと心から思います。