図書館の月曜一律休館 修正案は本会議で否決

2013年3月20日 23時02分 | カテゴリー: 活動報告

~安曇野市3月定例市議会、平成25年度一般会計予算案など49議案を審議~

(安曇野市を考える市民ネットワークの横地泰英さんがまとめたレポートです)

広報あづみの160号(2月20日発行)の図書館特集ページ

 安曇野市の3月定例市議会は、最終日の2013年3月19日、平成25年度一般会計予算案など49議案を審議。全議案を原案通り可決した。市の5図書館を一律に月曜休館とする図書館と交流学習センター条例の改正案については、小林純子議員、松森議員、松澤議員ら3議員が、中央図書館を木曜休館、その他を月曜休館とする修正案を出していたが、本会議では行政寄りの多数派議員が原案を16対9の起立多数で可決。10月1日から一律月曜休館することになる。

 小林純子議員は3議員を代表して修正提案理由を説明。「図書館と交流センターの条例改正は、休館日の統一と研究室を貸し出すための規定を設けるもの。図書館の休館日については、1週間のうちいずれかの図書館が必ず開館しているようにするため、交流センター建設時に休館日を月曜と木曜に決めた経緯がある。特定の方の意見でなく、利用者側に立ってより多くを借り、利用していただけることを期待していた」(平成24年度第2回安曇野市交流学習センター運営委における教育委員会の説明)との方針で決めた経緯がある。教育委員会が方針を変えて休館日を統一するのであれば、利用実態の検証及び利用者ニーズの把握を行い決定すべきであるがアンケート調査等の利用者の声は聞いていない」「図書館協議会においても、中央図書館の木曜休館が定着しており、さらに月曜開館のメリットが享受されている現状において、市内図書館の休館日を月曜日に統一する必要性はないとの意見が強かったと聞いている」と指摘。休館日の統一に係わる部分を削除するなどの修正案を提案した。

 行政側の原案に賛成する議員の主張は①休館日を統一すれば、配本がスムーズになるなどメリットが大きい ②ネットやスマホからの貸し出し予約にも対応しやすい ③信大や県立図書館など他図書館も8割は月曜休館 ④司書などの研修を一斉にできるなど、行政側の言い分を繰り返した。利用者ニーズを聞いていないことへの反論はなく、「10月1日までにやればよい」などとし、修正案を否決した。
 小林純子市議と同調したのは、共産党市議団と公明党の3人ずつ6人、それに無所属連合2人だった。3会派の9人がまとまったのは、珍しいこと。図書館利用という身近な生活問題だったことが大きい。月面着陸ではないが「小さいけれど大きな一歩」ではないか。

 宮沢市長は審議の最後に挨拶し「389億円という合併後最大規模の一般会計予算を可決していただき、感謝する。地下水保全条例なども可決していただき、新本庁舎は請負契約を済ませ、いよいよ起工する」などと述べた。力を込めた口調だったが、10月の市長改選へ向けて自身の去就には触れなかった。
      (まとめ・安曇野市を考えるネットワーク 横地 泰英)