宮沢市長、秘密保護法で見解「知る権利侵され、市民生活に影響」

2013年12月12日 22時19分 | カテゴリー: 市民からの投稿

市長の活動日誌HPより

 宮澤市長はその昔、社会党で活躍していたと記憶しますが、やっぱりと思わせる「所信表明(平成25年12月定例会11月28日開会)」でした。冒頭で特定秘密保護法に言及したからです。

 

  本日、平成25年市議会12月定例会を招集させていただきましたところ、議員全員のご出席を賜り、誠にありがとうございます。
 さて、一昨日は、特定秘密保護法案が衆院本会議で可決されました。国民の知る権利や報道の自由、言論の自由が脅かされるのではないかとの懸念が高まる中、十分な議論が深まらないままの採決であり、国民の不安と懸念を抱えたまま、審議は参議院に移りました。参議院では、国民主権の立場から、十分に議論を尽くし審議されることを強く望むものであり、国会論議に注視して参りたいと考えます。

 そして、10日の一般質問で荻原議員の質問に答えて、さらに秘密保護法そのものに疑義を表明するとともに、反対の国民世論を盛り上げなければと発言。国政に関ることには控え目な宮澤市長が、いつになく積極的に自身のことばでストレートに語ったと感じました。

 以下は、安曇野市を考える市民ネットワーク・横地泰英さんから届いた傍聴記です。

 安曇野市議会一般質問で答弁「改正へ国民世論盛り上げを」

 宮沢宗弘・安曇野市長は、2013年12月10日(火)、12月定例市議会一般質問で、6日に参院強行可決された特定秘密保護法案について「国民に反対世論が高まっているのに、なぜ成立を急いだのか。原発や生活保護のありかたなど生活に密着したやるべきことは多い。もっと慎重に十分審議すべきだった。とくに特定秘密は防衛、外交、テロ、スパイの枠組みが大雑把で、長(首相)や高級官僚の考え方で決まってしまう。政権官僚の考え方で様々なものが公開されなくなる。情報公開と逆行し、国民は、何が行われているか知るすべがなくなる。日常生活に不安をもたらし、市民生活に何らかの影響が出る」と秘密保護法そのものに疑義を表明した。

 その上で「いずれにしても、国家秘密は漠然としている。何十年も先でないと(中身が)分からない。法規定も不十分で国に要望もできない。自治体に知るすべもない。第3者チェック機能も不十分。参院強行可決で成立してしまったが、(施行までの時間に)改正するようにしなければならない。いまの与野党勢力では困難かもしれないが、国民世論を盛り上げることだ」と語った。

 一般質問は荻原勝昭議員がしたもので、①秘密保護法案に対する地方公聴会が福島で開かれ、自治体首長も意見陳述した。宮沢市長ならどう陳述するか②市民生活への影響をどう考えるか③自治体への影響はどうかーと発言通告していた。市長の意見表明を、全議員はほぼ粛然と聴いた。共産党の1人が「そうだ、そうだ!」と叫んでいた。
(傍聴=安曇野市を考える市民ネットワーク・横地泰英)