全国有数の良質の温泉/医療費や介護費用の削減につなげるために

2015年7月10日 00時29分 | カテゴリー: 活動報告

存続が望まれている福祉の温泉・穂高老人保健センター。老人に限らず誰でも利用可。

~安曇野市議会6月定例会
     小林じゅん子の一般質問(その2)~

 3月定例議会に提出された老人保健センターの存続を求める陳情書には、地域住民の皆さん、特に高齢者の皆さんが、これまでずっと福祉の湯として安い料金で利用できたこの温泉の存続を求めて集めた1万名近い市民署名が添えられており、福祉の温泉利用のニーズが高いことを改めて認識させられました。

 「しゃくなげの湯」は安曇野の観光の拠点とし市民の健康増進を図る入浴施設として整備されますが、市民のための福祉の湯・健康増進のための温泉か、観光目的の「都会の人たちの非日常の湯」なのか、中途半端なコンセプトは否めません。
 しかし、そうはいっても「しゃくなげの湯」はまもなく着工、1年後には開業の予定。
 5年くらいは目標の入場者数はクリアできると思いますが、その後は何らかの手を打たなければ、徐々に集客力や客単価が下がっていくことは避けられないと思われます。と同時に「しゃくなげの湯」が福祉の温泉として再認識され、リニューアルの方向性も検討されるのではないかと思います。
 そのときに、 温泉活用の有効性を裏付けるデータや個々人の健康データの長年にわたる集積があれば、より効果的な温泉活用の福祉事業の展開に役立つのではないでしょうか。そんな観点から質問しました。質問の持ち時間が短いうえに2問の質問時間の配分がうまくいかず、時間切れとなってしまったのが残念でした。

【小林質問】 安曇野市の温泉を活用した福祉政策の現状と課題は。

【福祉部長】 60歳以上の高齢者に対する入浴領の割引事業、障害者専用入浴施設の運営、老人クラブ団体の交流事業や、70歳以上の在宅高齢者に対して、市内7カ所の保養施設等で使用できる無料入浴券を4枚交付する事業を行っている。これらの事業の課題としては、拠点となっている温泉施設の老人保健センターの老朽化が進んだため、「しゃくなげの湯」開業後の一定期間の営業で廃止されること。

【保健医療部長】 新しい「しゃくなげの湯」の活用について、今後、福祉の温泉としての利用対象者や利用頻度などの状況を見て、関係部局と研究をしていく必要はあると思う。健康につながるような講座、教室、運動を中心とした実施グループなど、市が支援している地区組織での利用について、活動場所として利用を考えていきたい。

【小林質問】 温泉施設の利用を促進する事業が中心になっており、療養や健康増進の活用面が弱いと思う。温泉活用の福祉政策により、医療費や介護費用が削減した事例がある。全国有数の良質の温泉を、市の福祉政策に活用しない手はない。高齢化する市の将来に向けて、温泉による健康増進の実績や科学的なデータの集積を進めることにより、より充実した福祉の温泉活用につながるのではないか。

【保健医療部長】 温泉には様々な効能があるとされるが、科学的根拠に基づいたデータ集積となると市では難しい。まずは温泉利用者の意識調査などから取り組みたい。

◆安曇野市議会 議会中継&録画映像がご覧いただけます  http://smart.discussvision.net/smart/tenant/azumino/WebView/index.html