安曇野市議会12月定例会・小林じゅん子の一般質問

~ゼロ予算事業の展開、国保法第44条の「一部負担金免除」の運用~

安曇野市暮らしのガイドブックもゼロ予算事業の一つ

 

猛暑の8月下旬に始まった9月議会からあっという間に3カ月がたち、11月28日には安曇野市議会12月定例会の開会となりました。
12月議会の特徴は、年に1回の会派代表質問があること。これは12月10日(月)に行われます。続く11日(火)、12日(水)、13日(木)の3日間は一般質問です。

わたしは以下の2項目について質問します。第3日目 12月13日(木)の午前10時からになります。

 

 


(1)安曇野市におけるゼロ予算事業の展開と課題について

ゼロ予算事業とは、自治体が有する既存の施設や人材、情報やネットワークなどを使って、特別な予算措置をせずに行政サービスを行ったり、行政課題の解決や市民ニーズへの対応をする取り組みのこと。
ゼロ予算とは言うものの、その主目的は支出の削減ではなく、職員の意識や働き方を変えるというところにある。経済縮小時代を迎え財政が厳しさを増すなかで、行政サービスの低下を防ぎ、多様化する市民ニーズに対応していくためには、職員の創意工夫により、市民との協働・連携を進める様々な政策展開が必要となってくる。
そこで、以下に質問する。

1、 安曇野市におけるゼロ予算事業の現状と、今後の展開について市長の認識は。
2、 民間事業者との協働事業として取り組むゼロ予算事業について。
・「安曇野市暮らしのガイドブック」(地域づくり課)
・「ユニバーサル・ラン<スポーツ義足体験授業>(学校教育課)
3、 予算額がゼロのため予算書に事業内容が明記されないゼロ予算事業は、なにをやっているのかわかりにくい。「ゼロ予算事業」を市民に知ってもらうための手立てを工夫すべきではないか。

※「ゼロ予算事業」は田中県政下の長野県が03年度から初めて導入したもの

(2)無料低額診療事業と国保法第44条の「一部負担金免除」の運用について
無料低額診療事業とは、低所得者などに医療機関が無料または低額な料金によって診療を行う事業で、社会福祉法第2条第3項第9号 に、「生計困難者のために、無料又は低額な料金で診療を行う事業」と定められている。「低所得者」「要保護者」「ホームレス」「DV被害者」「無保険者」などの生計困難者がその対象となる。
しかし、現在、安曇野市内にこの無料低額診療事業を行う医療機関はないことから、市として国民健康保険法第44条の「一部負担金免除」制度の運用を検討する必要があると考える。気がつかないうちに「貧困」はすぐそこにある時代になっているなかでは、無料低額診療や国保法第44条の「一部負担金免除」が、必要とする人にすぐ届くようにしておくことは自治体の務めである。
そこで、以下に質問する。

1、 無料低額診療事業の概要と安曇野市内の医療機関での取り組みの可能性について。
2、 国民健康保険法第44条の「一部負担金免除」制度の運用の実態について。
3、 必要とする人に届く制度、使える制度とするための国保法第44条の運用の検討について。
◆平成30年9月定例会 会期日程
http://www.city.azumino.nagano.jp/site/gikai/48763.html

◆平成30年12月定例会 一般質問
http://www.city.azumino.nagano.jp/site/gikai/48905.html

◆インターネットでもライブ中継をおこなっています。
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/azumino/WebView/

◆傍聴者のための無料の託児サービスがあります。
1週間前の予約が必要ですが、直前のキャンセルにも対応できますので、お気軽にご利用ください。(安曇野市議会義務局 電話:0263-71-2156へお申し込みください。)