安曇野市議会6月定例議会~ここに注目

2019年8月17日 09時57分 | カテゴリー: 議会報告

~議論すべき課題は多く、継続審査審査になった陳情も~

安曇野市学校給食の概要の表紙

住民訴訟の結果を市はどう受け止めるか、松枯れ対策の農薬空中散布をまだ続けるのか、認定こども園(保育所)にWi-Fiを整備して、幼い子どもたちを電磁波にさらすのはどうなのか、大糸線・駅の無人化をこれ以上進めていいのか等々、議論すべきことはいくつもありましたが、継続審査になったものも多く、波乱の少ない議会でした。私自身も、最終日に質疑や討論をしなかった稀有な議会となりました。

 

 

 

 

◆「松本糸魚川連絡道路」安曇野市新設区間の住民説明会◆
地域高規格道路・松本糸魚川連絡道路については、昨年度、課題の共有、必要性の確認、複数ルート案の比較評価など、5つの段階を踏んで、地域の理解が得られるルートを選定していくとの県から新たな進め方が示された。その第1段階として、6月9日、市役所において、県と市が合同で事業の進め方、必要性、整備効果などについて説明会を行った。
宮沢市長は議会開会の挨拶で「引き続き、議会の皆さんと連携を図りながら事業促進に努める」と発言、市議会も推進のための議員連盟を議員有志で立ち上げた(小林じゅん子は加入せず)。
これまではBルート(概算事業費195 億円)で検討が進んできたが、反対は根強い。Aルートになれば290億円もかかる。そのうえ、この連絡道路による時間短縮は12~3分程度。費用対効果で見ても合理性がなく、200億円、300億円かけてまで建設しなければならないものか。はなはだ疑問である。

◆幼児教育・保育の無償化に伴う子ども・子育て支援事業費補助金◆
この秋10月1日から、3歳~5歳までの幼稚園、保育所、認定こども園などの利用料が無償となる。(住民税非課税世帯の場合は、0歳~2歳も無償化の対象となる)
さらに長野県では、信州型自然保育(信州やまほいく)の認定園となった認可外保育施設を利用する世帯の保育料に対する補助も行うことを決めた。ただし、県と自治体が2分の1づつ補助する形なので、現時点で手を挙げているのは安曇野市だけとのこと。野外保育・自然保育では先進地である安曇野市、信州型自然保育を行っている認可外保育所について、いち早く保育料補助を決めたことは高く評価したい。

◆学校給食センターの今後 堀金給食センターの廃止も検討◆
「学校給食センターの抱える課題と今後の展望について説明を行うとともに、市民の皆さんの意見をお聞きする」と呼び掛けた市民説明会は、堀金給食センターの廃止や、他の3つの給食センターの民間委託を提案する内容であったため、受け入れられないという市民が多かった。
経費の問題だけで考えれば、すでにギリギリの予算で運営している給食センター、民間委託したところでどれほどのメリットがあるのか。まだ築14年の堀金給食センターの廃止は考えられないし、内部の設備更新に1.5~2億円かかるとしても、市の財政をそれほど圧迫するとも思えない。疑問はつきず、簡単に結論は出せない。そんな市民の意向を受け、再度の市民説明会を計画すると約束して終わった。

◆安曇追分駅の完全無人化について再検討を求める(陳情)◆
陳情の趣旨は、JR利用者や地域住民の意見を丁寧に聞き、安曇追分駅の無人化について再検討してほしいというもの。おそらく、無人化が決まった他の駅についても、思いは同じではないか。
JR駅の無人化については、駅業務の委託費削減を最優先に考えた安曇野市が、各駅毎の乗降者にアンケート調査をしただけで、駅周辺の地域住民の意見を聞くこともせず、行政サイドで決めてしまったことが問題だったのではないか。
この陳情をきっかけに、駅の無人化がどのような結果をもたらすのか議論を深め、再検討されることを期待する。