環境保全型農業のさらなる推進、産廃処理施設からダイオキシン排出か

~安曇野市議会9月定例会・小林じゅん子の一般質問~

環境保全型農業の基礎資料

まだ8月ですが、9月定例議会が始まっています。昨日26日(月)から9月20日(金)まで、平成30年度の一般会計から各種の特別会計、上下水道の企業会計まで、決算の審議を中心に開催されます。

本日27日の正午が一般質問の通告書の提出期限。その12分前に提出した私が18番目でしたから、おそらく質問の順番は最後、9月9日(月)の午後の出番になりそうです。

今回取り上げるテーマは以下の2件です。インターネットでもライブ中継をおこなっていますので、議場へ来られなくても「議会傍聴」できます。ラジオのように気軽に聴いてみてください。

 

 

(1)安曇野市の環境保全型農業のさらなる推進について
年々、「食の安全」や「環境」に対する消費者の意識は高まり、農業についても自然や環境への負荷を低減する有機農業の重要性や、有機栽培の農産物へのニーズが高まっている。安曇野市農業・農村振興基本計画にも、「有機栽培など、品質や安全性に強いこだわりを持った先駆的な農家を育成する。安全・安心な暮らしを持続させるために、環境に優しい農業に意欲的に取り組む」と明記されている。
しかし、有機栽培等の環境保全型農業への補助金103万円に対し、苗箱施薬への助成金は昨年度1,330万円。本年度予算では、苗箱施薬が普及したことから999万円に減額したが、それでもなお金額には10倍近い差がある。ひるがえって、この苗箱施薬は農薬の空中散布を止めたことに始まり、効果持続性に優れたネオニコチノイド系農薬を苗作りの段階で使うことに移行してきた経過がある。有人ヘリによる農薬の空中散布が減るなか、ここ数年はラジコン無人ヘリによる空中散布が増加している。はたして、この状況が安曇野市の環境保全型農業の推進・拡大につながるか疑問である。
そこで、以下に質問する。

1、 環境保全型農業について、国、県、安曇野市それぞれの取り組みの現状と課題は。
2、 自然や環境への負荷を低減する有機農業の重要性が叫ばれるなか、長野県病害虫防除所、JA等の動きはどうか。科学農薬、化学肥料等の使用量は減少しているか。
3、 地下水、河川、水道水等の水質検査から環境保全型農業の必要性は見えてくるか。
4、 環境保全型農業推進のさらなる取り組みについて。

(2)産業廃棄物処理施設からダイオキシン排出のおそれ
ダイオキシンが人の命や健康に重大な影響を与える物質であることは周知のことであり、ダイオキシン類対策特別措置法により厳しい基準により規制されている。
ところが、産業廃棄物処理施設等で使用されている燃焼型脱臭装置は、この法律の対象外となっているため、排出基準値が設定されておらずダイオキシンの排出の有無も確認できない状況にある。
そこで、以下に質問する。

1、 安曇野市内で営業している廃棄物処理施設において、燃焼型脱臭装置からダイオキシンが排出されている可能性はあるか。
2、 ダイオキシン排出のおそれがある場合は、市は県と連携して緊急に調査し必要な対応をすべきではないか。

◆令和元年9月定例会 会期日程
http://www.city.azumino.nagano.jp/site/gikai/55556.html

◆インターネットでもライブ中継をおこなっています。
http://www.city.azumino.nagano.jp/site/gikai/55556.html

◆傍聴者のための無料の託児サービスがあります。
1週間前の予約が必要ですが、直前のキャンセルにも対応できますので、お気軽にご利用ください。(安曇野市議会義務局 電話:0263-71-2156へお申し込みください。)