子どもたちに食べさせたい学校給食のはなし→延期になりました

~安曇野市の教育委員会に聴かせたいオーガニック給食のはなし~
《お知らせ》新型コロナウィルスの感染拡大の状況に鑑み、3月7日の学習会は延期となりました。

学習会「子どもたちに食べさせたい学校給食のはなし」

安曇野市議会12月定例会の一般質問で、オーガニック給食の取り組みについて質問したのですが、これが何とも見識に欠けた答弁で首をかしげたのですがのですが、さらに残念だったのは、安曇野市学校給食理念(目標)においては「安心・安全で美味しい給食づくり」とは、「近代的な施設で、衛生管理の徹底を図る」ということであって、食材の安心・安全ではなかった!ということ。ある意味、衝撃でした。

 オーガニック給食の「安心・安全」は、食材そのものの「安心・安全」なのです。日本はいま世界有数の農薬大国。一例をあげれば、発がん性の懸念があるとされるグリホサートが主成分の除草剤ラウンドアップは、すでに海外の様々な国で使用禁止や規制強化されていますが、日本では2017年12月に規制が緩和され、子どもたちが給食などで日常的に口にするパンやめん類の原料である小麦粉に関しては残留基準値が6倍に緩和されています。

 

もう一つ、有機リン系農薬に代わって普及したネオニコチノイド系農薬は、 世界的に増えている子供の発達障害との関連性が指摘されています。そのため、ネオニコ系農薬の使用中止を求める声が世界的に高まり、各国で規制が進んでいます。そんななか、日本ではなぜか、グリホサートと同様にネオニコチノイド系農薬の食品残留基準を緩和しているのです。ほうれんそうなど、従来の13倍に緩和されています。

そのほかにも、遺伝子組み換えやゲノム編集を用いた農産物や食品は、まだ安全性が確立しておらず、成長期にある子どもたちには、できる限り食べさせないよう配慮が必要です。

 

世界では、子どもを農薬や環境ホルモンなどの有害な化学物質からまもり、さらに遺伝子組み換えやゲノム編集の食品から遠ざける動きが一歩も二歩も進んでいます。安曇野の子どもたちの食と健康、豊かな未来のために、オーガニック給食へ向かう時が来ていると思いませんか。

 

そして、子どもを農薬や環境ホルモンなどの有害な化学物質から守る、ということはとりもなおさず「大地をまもる」「土をまもる」「水を、地下水をまもる」、そして「地球感興をまもる」ことにつながっていると思いませんか?

 

そんな思いから仲間とともに立ち上げた「北アルプスいのちと食の会」では、第1回目の学習会として、安田節子先生をお招きして学習会を開催します。題して「子どもたちに食べさせたい学校給食のはなし」、下記のチラシをご覧ください。会員でない方も大歓迎です。一緒にオーガニック給食について考えてみましょう。