新型コロナワクチン接種の安全性確保を求める陳情~その2

~採択に賛成したのは小林じゅん子だけ 募る不安~

コロナワクチン接種の当面のスケジュール~安曇野市ホームページより

新型コロナワクチンは、従来の手法とは全く違う遺伝子工学、遺伝子治療などを応用した技術によって作られたもの(mRNAワクチン、ウイルスベクターワクチン)であることから、自治体はこれまで以上に、市民が接種するにあたって自主的な判断が出来るよう十分な情報提供を行うことや、安全確保に向けて努力することが求められています。本陳情の趣旨もそのことに尽きるといってよいと思います。ですから、私はこの陳情の採択に賛成しました。賛成は少ないだろうと思っていましたが、たった一人私だけの賛成(起立採決)だったのは意外。「賛成少数で否決」となりとても残念でした。

反対側の理由としては、
陳情項目(2)の「これまでとは全く違う仕組みの実験中のワクチンなので、生命保険が出ないようです。・・・・・・ 副反応が出た場合の個人補償をご用意ください。」について、当然に国が補償を考えているからとか、市が補償する立場にはないのでは、という意見が多く出て、陳情項目(2)は認められないということになり、そうすると陳情の一部だけ(陳情項目(1))を採択することもできない。よって、陳情は採択しない(否決)という形式的な理由の反対が多かったように感じました。

それについては、「陳情項目(2)を外して、(1)だけにして、改めて9月議会に陳情すればいい」という意見もありましたが、わたしは緊急性の高い陳情だと考えたので、自分なりの意見を加味して賛成しました。

今後、12~15歳の子どもに対しても接種が行われる見通しなので、日本小児科学会は、子どもへの接種についての考え方を公表しています。やはり、子ども本人と保護者が接種のメリットとデメリットを十分に理解することを強調しています。

塩尻市が中高生のワクチン集団接種を夏休み期間中に実施するとのことですが、ファイザーのコロナワクチン治験終了は2023年だということを、どう考えているのでしょうか。(治験とは薬の臨床試験のこと)

日本では、「特例承認」という形で今年2月に田村厚労大臣が使用を承認しましたが、これはあくまでも「特例」で、まだ治験を行っている段階だということを忘れてはいけないと思います。わたしたちは薬の臨床試験の最中にあるということです。ですから、今、一番大事なことは、ワクチン接種は効果とリスクを冷静かつ慎重に考えて判断することではないでしょうか。

たまたま得た情報ですが、長野市のある医療機関で「新型コロナウイルスワクチン(mRNAワクチン、ウイルスベクターワクチン)に関しては、安全性と効果に疑義があるので、当院ではワクチン接種を行いません。当面は、イベルメクチンの予防服用を行います」「年末発売予定の塩野義製薬のワクチンは従来型の製造方法で安全性が高いと思われるので、そうなれば接種を行う」という対応をしているとのこと。

従来型の製造方法のワクチンということでは、こんな情報もありました。
KMバイオロジクス
最終段階の治験、今秋に開始 KMバイオの新型コロナワクチン

こちらも参考情報としてお知らせします。
新型コロナ、インフルエンザの救世主はワクチンより「免疫力」
七合診療所 所長 本間 真二郎 氏