安曇野市議会12月定例会 小林じゅん子の一般質問
~安曇野の「優れた水環境」を次世代に、M産業の排水設備は再調査へ~
11月22日から早くも12月定例議会が始まっています。10月の選挙で新市長、新議会議員が誕生し、この12月議会は初手合わせといったところです。ぜひ傍聴においでください。ネット中継もありますので、リモート傍聴もできますね。
◆令和3年安曇野市議会12月定例会の会期日程は次のとおりです。
https://www.city.azumino.nagano.jp/site/gikai/83273.html
◆令和3年12月定例会 一般質問 – 安曇野市公式ホームページ
12月議会には、年に一度の会派の代表質問もあります。代表質問は12月3日(金)、一般質問は12月6日(月)、7日(火)、8日(水)の3日間となっています。小林じゅん子は8日(水)の3番目なので、前のお二人の進み具合で、午前11時半ごろからになるか、午後1時過ぎからになるか微妙なところです。
以下の2項目について質問します。
(1)安曇野の「優れた水環境」を次の世代に受け継ぐために
「豊富で良質な地下水は安曇野の暮らしに密接に結びつき、水道水源は100%地下水でまかなわれている。また清冽な水と澄んだ空気が、特産のお米やそば、りんご、わさび、たまねぎ、信州サーモン、ワイン等を育んでいる」これは、平成27年、環境省の名水百選に選ばれた時の「安曇野わさび田湧水群」の紹介文である。それから6年をへて、この安曇野わさび田湧水群の源となる安曇野の地下水は、水量、水質の両面で憂慮すべき状況が急速に進行している。
そこで、以下に質問する。
1、 地下水、井戸、水道水等の水質検査から見えてくる安曇野市の地下水の現状から、特に地下水の水質についての認識と地下水汚染防止の取り組みの必要性について
2、 平成23年に行った地下水の水質調査によれば、硝酸態窒素の増加の原因は化学肥料由来によるものが多いとされていることから、地下水汚染防止の取り組みとして環境保全型農業や有機農業への転換を進める必要があるのではないか
3、 学校給食等で有機食材を利用するなど、有機農産物の公共調達を進めることから環境保全型農業や有機農業への転換につなげてはどうか
(2)廃棄物処理法に基づく立入検査について
増田建設産業(廃棄物処理施設)の汚水が下水道に流れず地下浸透している恐れがあるため、市は令和3年2月から3月にかけて排水設備の調査を行った。しかし、この調査は廃棄物処理法に基づく立入検査として行われたにしては非常に杜撰なものであり、廃棄物処理行政としての市の責任が問われる状況である。
そこで、以下に質問する。
1、令和3年2月から3月にかけて、市や県は、増田建設産業(廃棄物処理施設)の排水設備調査をどのように実施したか
2、増田建設産業(廃棄物処理施設)の排水設備調査の結果から、異状がないと判断した理由について
3、再調査の必要性について