注目の決算にもかかわらず、初日の傍聴者はほとんどなく残念でした。傍聴者には、一般市民にはなかなか手に入りにくい決算書がもらえるという「特典付き」なので、傍聴をオススメしたいです。9月11日には議案一括質疑がありますので、このときの傍聴者も決算書を資料としてもらえるかもしれません。(数に限りがありますので、先着順になるとは思いますが)
県議会や松本市議会など傍聴した経験から、安曇野市議会は傍聴者向けの資料が充実しており自慢していいと思います。
◆2007年9月定例会会期日程はこちらからどうぞ。
◆今回の私の一般質問では、次の2項目について質します。
これ以外にも質問したいことはいくつかあるのですが、例えば、松くい虫対策について、児童館の指定管理者制度移行について、障がい児の放課後学童クラブの取組みについて等々。しかし限られた時間のなかでしっかりと問題・課題を浮き彫りにし、よい答弁を引き出す(逃げられないようにする)には、質問は二つぐらいにしないと、私の力では充分に準備ができません。そんなわけで、今回も2項目に絞りました。
1、安曇野市第三セクター ㈱三郷ベジタブルの経営責任について
<自治法に基づいて行なわれた監査の結果について>
・監査報告には「改善、検討を要する事項が認められたので、三郷ベジタブルに対する指導を含め適切な措置を講じられたい」とあったが、これを受けて市はどのように対応していくつもりか。
・㈱三郷ベジタブルは、市の指導により経営改善計画を練り直す考えはあるか。また、その新たな計画により経営改善は可能と考えるか。
・最悪の場合は、会社の整理、売却なども考えねばならないが、そういった場合の補助金の返還など、どうなっているか。
<住民監査請求について>
・住民監査請求書が提出された背景には、間接的にではあっても旧三郷村の行政責任と㈱三郷ベジタブルの経営責任を問いたい、という市民の怒りにも近い思いがある。市は、そして㈱三郷ベジタブルは、この住民監査請求をどう受け止め、応えていくつもりか。
2、情報公開条例の適切な運用について
<電磁的な音声記録を公文書として取り扱うことについて>
・市の男女共同参画社会形成推進委員会の会議の内容を記録した、電磁的な音声記録から作成された「会議録」(全文・要約を問わず存在する書面及び電磁的な音声記録)について情報公開請求をしたところ、すでに電磁的な音声記録は消去され不存在との通知があった。政策立案や意思決定に重要な役目を担っている審議会や委員会の会議録作成のために記録された電磁的な音声データは公文書として、紙媒体の公文書と同等の扱いをするよう、情報公開条例の適切な運用を定めるべきではないか。
<情報公開条例の適切な運用のための具体策について>
・情報公開条例に基づく公開請求の対象となる公文書が適切に管理できるよう文書規定、付属機関等の会議の公開に関する基準など、どのようになっているか。
・紙媒体の文字記録をもって公文書とする考えがあるが、その記録に疑義が持たれた場合、より再現性の高い録音テープなどの電磁的な音声記録によって事実を確認する手続きが必要であり、そのためにも電磁的な音声記録などの保存管理を定めるべきではないか。