午前10時から夕方5時近くまで、みっちり勉強。盛沢山な内容で消化しきれない部分もありました。問題点は見えてきたものの、どれをとっても当事者としての経験や関わりが少ないので、上っ面だけの理解で終わってしまいそう・・・ 自分なりに課題を定め深めていかなければと思いました。
◆学校給食センター建設に関すること
・安曇野市中部給食センター(豊科)、同南部給食センター(三郷)いずれも来年8月の夏休み明けから稼動する予定で、建設計画を進めている。
・熱源をどうするか。両施設ともオール電化でいく計画であったが、電磁波の危険性は無視できないので電磁調理器は止めて、電磁波の少ない電熱線方式の調理器を使用する。炊飯はガスで行う。太陽光発電を導入することにより環境に配慮した施設を検討中。(6月議会にそのための補正予算8,000万円/90kwを提案する予定)
・概算工事費 どちらも3,000食規模の施設で6億5,000万円(建築、外構、電気設備、機械設備、厨房設備、周辺整備)※設計管理委託料、造成費、地質調査費、一般備品は別途。
・両施設とも、アレルギー食調理(30食まで)に対応できる施設。
◆堀金学校給食センター視察・試食
堀金小学校建替えに伴って、堀金学校給食センターが堀金小学校に併設されました。オール電化施設ではありませんが、最新の設備と衛生基準をクリアした給食センターです。調理場には余裕のスペースがあり、能率的で働きやすい動線を考えた設計。(その点が気になって、2つの新しい給食センターの設計図を見ると、どちらもやや窮屈な感じがします。市の担当者は「大丈夫です」というのですが、わたしは心配)
週3回の米飯は安曇野米を使い、地産地消をベースに安全で美味しい給食を提供しています。この地産地消には、「ほりがねQ食材の会」の存在が欠かせないとのこと。年間を通じて、野菜・果物十数種類を供給しているという。
今日の試食の献立は、ご飯、中華風スープ、チキンカツ、きゅうりとイカの和え物、ふりかけ、牛乳。以上、献立名はウロオボエでごめんなさい。とても美味しくいただきました。
この給食をいただきながら、また堀金地域の地産地消の取組みの熱心さを聞きながら、14日のある会合で聞いた田中知事の話を思い出しました。堀金のように地産地消が進んだところがまだ少なかった3年前、県では給食での地産地消を進めるために、市町村の教育委員会に話を持っていったがなかなかいい返事がない。一計を案じて、農政部も一緒に説得にまわらせたところ、目に見えて成果が出てきたというのです。
さもありなん、学校給食には学校給食会(戦後まもなく学校給食用物資を適正円滑に供給するために全国にできた財団法人)という、退職校長の天下り先となっているような組織があるため、教育委員会だけではラチがあかなかったのでしょう。農政部が関わることで、これまでの「しがらみ」を切りやすくなり、ものごとが当たり前の方向へ動きやすくなったのだと思います。
(つづく)