安曇野市議会では4つの会派ができました。旧5町村単位で会派が結成されるようなことはあるまいとは思っていましたが、まさか過半数を超える大会派ができるとは予想もしていませんでした。
各会派の構成は次のとおり。(敬称略)
1、五一会(ごいちかい) 15名
穂高から浅川、吉田、高山(一)、本郷、藤原、栗原
豊科から水谷、藤森
三郷から平林、西沢、宮沢
明科から大月、宮下
堀金から青柳、黒岩
2、平会(たいらかい) 3名
豊科から松尾、丸山
三郷から浜、
3、日本共産党安曇野市議団 4名
穂高から青柳
豊科から草深
堀金から松沢
明科から下里
4、安政会(あんせいかい) 4名
豊科から山田、小林(紀)、等々力
三郷から高山(喬)
5、会派に属さず 2名
松森、小林(純)
この最大会派「五一会」が、議長、副議長に始まり4つの常任委員会(総務、環境経済、福祉教育、建設水道)の委員長すべてと議会運営委員長の席を占める結果となりました。
さらに議会運営委員会では、8人の委員のうち、これまた過半数の5人が「五一会」です。会派に属さない議員から一人を入れて、「五一会」からは4人とした方が、議会運営委員会の公平性が確保されると思うのですが、「会派制にしたのだから、議運に出たかったら3人集まって会派を作ればよい」というのが「五一会」の考えのようで、無所属の私と松森議員は議会運営委員会に入ることができませんでした。
もう一つ重要なポストである監査委員も、「五一会」からということで内定しています。
旧町のエゴがぶつかり合うような会派は幸い生まれませんでしたが、過半数を占める大会派の存在は、議会の運営に硬直化をもたらす恐れがあります。有権者によって選ばれた議員一人ひとりは、議会にあっては対等、平等なのですから、「少数意見の尊重」よりも「数の論理」が優先するようなことがあってはなりません。しっかりと見守っていきたいと思います。