上手い文章、面白い文章には及ばなくとも、なんとか「分りやすい文章」ぐらいは書けるようになりたいと思っているのですが、なかなか難しいことです。まずは「書き続けること」で、頑張っていきたいと思います。
以下は、そんな「文章ベタ」の私が、『む・しの音通信』No.43(2004年12月20日発行)に書いたもので、11月に参加した「議員と市民の勉強会」の報告です。このホームページでの報告文は、時間に追われる中で書いてすぐにアップしてしまっているので、正直言ってイマイチまとまりのない文章が多いのですが、こちらは「赤ペン先生」のアドバイスがあったので、少ない文字数ながら分りやすくなっていると思います。
◆特集《目の前のかべを乗りこえるために》
11月13〜14日「議員と市民の勉強会」参加者の報告
《セッション⑤》わたしが取り組んでいる議会改革
参加者14人の「わたしが取り組んでいる」議会改革はさまざま。外の世界から見れば、議会ではそんなこともできていないの、とあきれられるような現実が改革の対象といえなくもない。
市民の目線で見ている市民派議員としては、前もって提出するレジメも「すぐ書ける」はずだったのだが、「なんでこんなことがまかり通っているのか」と嘆くだけだった私にはなかなか難しく、講師の助言を得て、やっと書き上げたというのが実態。議会改革に臨む自分の姿勢の甘さが否応なしによく分かり、これが逆に勉強会本番への意欲となった。
参加者の議会改革の内容は、①個別の問題、②議会から市民への情報発信、③委員会のあり方・もち方、④会派の問題、⑤議会のルールと申し合わせ、に分類。グループ別に一人ずつ各自の取り組みを説明した後は、参加者でディスカッション、講師からコメント。
この進め方で参加者それぞれの改革の課題に迫るのは時間的に苦しかったが、互いに第三者の目で問題を指摘しあうことで、自分では見えなかった解決の糸口や、核心にふれるヒントを得ることができた。また、1分で伝えたいことを過不足なく話す訓練もでき、これはうれしい副産物となった。
市民派議員の置かれている立場を考えると、怒りや不信感、個人的な好悪の感情へのこだわりも理解できるが、そこは取っ払って冷静な思考からスタートすること。適正・適法か、議員の権利が侵されていないか、一部の者を排除しようとしていないかなど、「法に基づいて判断し、慣例や違法なルールには従わない」という信念を持つことが何よりも重要と再確認。
私の課題でいえば、違法だと主張したからには「取引」には応じず、違法状態を解消することのみ肝に銘じ、決意も新たに、めげずに議会改革を進めていきたい。