今日は午後から議会全員協議会、結果報告がありました。町長は(住民が)穂高町の将来を真剣に考えた結果だと感謝の言葉から始まり、次のように話しました。「合併推進の立場で町長選も戦い、その後も終始一貫して合併のお願いをしてきた。町会議員も私どもも一生懸命説明してきた結果、アンケートの時から(民意に)大きな変化があり、賛否拮抗ながら過半数を占めることができたので、法定協議会への移行を提案する。賛否の数ににほとんど差がないことをしっかり受け止め、合併に向け住民に説明しながら進んでいきたい。」加えて、「住民発議の住民投票であることを尊重し、議員の全員一致により法定協議会への移行を希望する」とも。
私の記憶では、町長選では「住民の意見をよく聞いて、17年3月の(合併特例法)の期限にこだわらずに考える」と言っていましたが・・・ 。それに、一生懸命説明したと言われても、私がこれまで報告してきたように、とても公平と言えるような内容ではありませんでした。「全員一致により法定協議会へ」というのも、合併反対が半数あることに目が向いていれば、出てくる言葉ではないと思います。
以下に議員の意見(発言順)をまとめます。発言があったのは、議長を除く17人の議員のうち13人でした。
・全会一致で法定協議会へ。今後へしこりを残さぬように望む。
・賛成が上回った結果については、素直に喜んでいる。賛成・反対は僅差であり、色々の考えはあるだろうが、合併に向けて協力を。
・住民投票条例を制定して得られた結果である。当然、全員一致で法定協議会へ。
・条例に基づいて行った結果が賛成・反対の差わずか2%であっても、賛成が多かったからには法定協議会へ。
・過半数の賛成があった。新たな安曇野づくりへ堂々と進むことだ。
・合併を推進した一人として、この結果に従うのが務め。
・(私の発言)合併には反対の立場で活動してきたが、住民投票の結果を尊重し法定協議会への移行に異論はない。しかし、合併反対も半数あることを忘れてはならない。なぜ反対なのか、どんな不安があるのかをしっかり受け止め、法定協議会は慎重に進めてほしい。合併特例債、議員の在任特例など、いっさい使わないくらいの覚悟がなければ、良い合併にはならない。
・夢と希望を持って、また合併を進めてきた責任を持って、いいまち(新市)づくりをしていきたい。
・住民投票の結果に従い法定協議会へ。議員になった原点は地域を良くしたいという気持ち。よその町村ではできない(住民投票という)経験をしたので、その意義をしっかりととらえ今後に生かしていきたい。
・アンケートの結果(合併反対)を無視したところでの住民投票ではあったが、結果は一つの民意ととらえ、法定協議会へ移行するのはやむをえない。住民が望む合併になるよう見届けたい。
・5町村の中で住民投票をして正式に民意を問うたのは穂高町だけ。この経験を生かし穂高町が合併をリードしていくべきだ。
・住民投票の結果は賛成が354票上回ったとはいえ、賛否は拮抗している。法定協議会へ進むに当たっては反対の意思を充分に反映させることが必要。
・アンケートの時は合併反対が上回っていたが、その後の情報提供も良かったし、職員を出して説明させたりして、町民の(合併への)理解が得られた。