告示を2日後に控え、「公平な合併情報を求める会」と「みんな行こう住民投票の会」の仲間が集まりました。この二つの会は、”住民投票に行こうキャンペーン”ということで、連携して活動してきました。住民投票告示後に、どんな活動ができるか話し合おうということだったのですが、話はやはり公開質問状のことに集中。「みんな行こう住民投票の会」では、5月10日付けで穂高町の議員18人に対し、合併と住民投票に関する公開質問状を送ったのですが、回答があったのは何とたったの5人だけだったからです。(青柳吉宏議員、猪狩久美子議員、荻原勝昭議員、等々力義人議員、そしてこの私の5人、 詳しくは下記「みんな行こう住民投票の会」のホームページをご覧ください。)それもその5人は、みな合併に反対の議員。合併賛成の議員からは、揃いもそろっていっさい回答が無かったのです。
「みんな行こう住民投票の会」代表の玉村さんは「町長は最終的に議会で決めると発言しており、住民投票の結果と議会の結論とが食い違ってしまうのではないかと危惧している人が多くいます。ですから今回の公開質問状の回答が、住民投票の結果を重んじるものとなり、それが投票を促す事につながる事を期待していたのですが、回答に注目している人たちに対して”回答は5名のみ”という事実を何と説明したらよいのでしょうか?」と非常に残念がっていました。その場にいた人たちは私も含めて、みな半ばあきれ顔で、厳しい言葉が相次ぎました。
「議員という公職にありながら、また今回の住民投票の結果を受けて合併について最終判断をする立場にありながら、回答を拒否するというのはどういうことか」「この会のために答えるのではなく、穂高町の住民に向かって回答するのだということさえ理解できないのだろうか。それとも本当に住民の質問にには答える必要がないと思っているのだろうか」「いったい誰に顔を向けているのか?町民の方を向いていないということではないか」「”6日の投票結果をみて態度を決めるから、今答える必要はない”なんて、議員として無責任」「居留守を使って断るなんて・・・ 自分で自分を権威付けしてエラソーにしているだけじゃないの」等々、ついには怒りの発言まで飛び出しました。
議員の大半がこのような状態では、住民から見えない・分からない議会になってしまうのではないか、議会の一員としてなどと言うまでもなく考えさせられました。また、住民の目に「町や議会の都合を優先し、住民の願いを無視する議会」と映ったとしたら、今回の住民投票の投票率にも響くのではないかと心配です。