私も「どうして穂高町には巡回バスがないんだろう」「バスが走ったらどんなに便利だろう」とずっと思ってきました。でも、それは思ってきた、願ってきたというだけで、どれだけ真剣に考えてきたかといえば、多分に人任せであったと反省せざるをえません。
これからは、そんな他人任せ人任せではいけない、思いついた事や可能性がありそうなことには積極的に当たってみようと、ジャスコ穂高店の店長さんに面談をお願いしました。思いつきですし、かなり飛躍しているとは思いましたが、無い知恵を絞るより、まずは聞いてしまえという気持ちでした。
店長さんは快く私の申し出に耳を傾けてくださり、お忙しいところを30分も時間を割いていただき、全国各地のジャスコでの、お買い物バスの取り組みを教えていただきました。ジャスコのお店に路線バスを回してもらうために、路線変更部分のバスの維持費をジャスコが負担しているとか、ジャスコのお店に停留所を作ってもらうかわりに、バスにジャスコの広告のペイントをしてジャスコがスポンサーになっているなど、幾つかの事例を聞かせていただきました。
穂高でも、他のスーパーや商工会などにスポンサーを呼びかけるとか、それと平行して、バスを運行した場合に、どこでどれだけの利用が見込めるか調査したり、今現在町が所有しているバスやスクールバスに使っているバスを活用できないか、あるいは初期費用、維持費の両面でどれくらいお金がかかるのか等々、あきらめずに検討・研究してみることだと意を新たにしました。
ジャスコ穂高店の店長さん、本当にありがとうございました。