穂高町議会6月定例会・一般質問(その一)

子育て支援策とファミリーサポ−ト事業について

6月定例会・一般質問の原稿がやっとできました。
このホームページの紙面の関係上、3項目一緒に掲載できませんので、1項目づつ別々になってしまいますが、ご覧ください。ご意見などお寄せいただければ、ありがたいです。
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まず、子育て支援策とファミリーサポ−ト事業について伺います。
 ファミリーサポ−トという言葉は、聞きなれない方も多いかと思いますが、国の少子化対策新の実施計画である新エンゼルプランの中に、保育サービス等子育て支援サービスの充実の一項目として取り上げられているものです。
 急な残業で保育所へのお迎えができない、保護者が急病で子どもの世話ができない、参観日に下の子を預かってもらうところがない等、既存の体制では応じきれないな保育ニーズに対応するため、育児の援助を受けたい人と、育児の援助を行いたい人を結び付け、住民の相互援助活動を進める事業です。
 これまで、国も県も市町村も少子化対策として様々な子育て支援策を講じてきましたが、それらは保護者が子育てできない部分を行政が代ってみていこうとする傾向が強かったように思います。この新しいファミリーサポ−ト事業は、そういったこれまでの子育て支援策とはちがい、地域で子育ての助け合いをする仕組みを行政が援助し発展させていくというものです。
 子育ての助け合いといっても、この穂高町でさえ地域社会のつながりの希薄化が叫ばれなかなか難しいことですが、ここへ来て子育て真っ最中の若い世代に注目すべき動きが出てきています。ファミリーサポ−トの仕組みを自分達で作っていこうという動きです。子どもは地域で育ち育てるものと気づき、子育てを通して地域の交流を深めたいと願う若い世代が出てきたということです。「こうしてほしい」「ああしてほしい」と要望するだけでなく、自分達でできることはないかと動き出しているのです。これは子育てに限ったことではなく、人づくり地域づくりにつながる大切な芽生えであると思います。
 このような住民の動きをふまえ、ボランティア等による子どもあずかり事業の実施状況と、それらに対する町の援助をどう考えているか。また、町のファミリーサポートに対する考えと設置への取り組みの状況はどうかお伺いします。