安曇野市議会12月定例会・小林じゅん子の一般質問

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~一般質問の制限時間、片道20分に~

 「片道20分ってどういうこと?」と思われたことでしょう。これまで安曇野市議会の一般質問では、質問答弁合わせて40分(注)ということで、「往復40分」だったわけです。それが質問時間だけをカウントして合計20分までということになったのです。

 このやり方のメリットは、行政側の答弁時間を気にしなくてすむということ。丁寧な答弁で、あるいは論点ずらしの答弁で時間を食われてしまい、質問したいことを残したまま時間切れになってしまう、そんなことが度々だった私にはありがたいことです。
 とはいえ、初めてやることなので、20分の持ち時間の中で、どこまで自分の発言をコントロールできるか、今からドキドキしています。

(注)会派に属する議員は、持ち時間の40分を互いに融通し合って60分まで可能という取り決めにより、会派を組まない無所属議員には持ち時間の融通は許されていませんでした。今回、質問のみ20分になったわけですが、相変わらず会派内での時間融通だけが許されています。議員平等の原則に反するやり方ですが、議会にはこういう「変則ルール」が少なくありません。議会基本条例を作っても、こういう基本的なところがなかなか改まらない。嘆かわしいことです

(1)増田建設産業の一般廃棄物処理業の許可更新について
 北小倉の廃棄物処理施設(増田建設産業)の防音壁の危険性について、市は平成25年8月30日付で長野県に対し、「許認可権者として適正な処置を求める要請書」を提出したが、1年3カ月が経過するも未だ検討中とのことである。市の許認可権は一般廃棄物の処分業(ソフト部分)だけにあり、処理施設(ハード部分)の許可には関与できないので、県の結論を待つしかないというのがこれまでの市の見解である。
 増田建設産業の一般廃棄物処理業の許可については、既にこの9月末に2年ごとの更新の時期を過ぎてしまっている。前回平成24年9月28日付の許可更新においても、この防音壁の問題で県に対して安全性についての審査を依頼していたが、結論が出るまでに時間がかかり許可更新が1年4カ月も遅延した経過がある。
 そこで以下に質問する。

1、平成26年10月中旬に増田建設産業から県に対して、産業廃棄物処理業変更届け出書等の不明事項に関する回答があったとのことだが、その後の最終的な県の見解と市の対応について。

2、市の一般廃棄物処理基本計画と増田建設産業の一般廃棄物処理業許可の整合性から、また廃棄物処理法や建築基準法の規定から見て、許可更新することの妥当性について。

(2)太陽光発電施設の特定開発事業認定について
 2011年の東日本大震災による原発事故の衝撃を受けて、再生可能エネルギー特別措置法が制定された。この制度は、再生可能エネルギー源(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス)を用いて発電された電気を、国が定める価格で一定期間、電気事業者が買い取ることを義務付けたもの(固定価格買取制度)だが、これを機に急速に拡大しているのが太陽光発電施設である。
 安曇野市においても、大規模なもの(メガソーラー)はまだ少ないとはいえ、太陽光発電施設が次々と建設されようとしている。太陽光発電施設に関しては、都市計画法や市の土地利用条例には特に規制はなく、特定開発事業の認定を受ければ建設可能となっている。そのため、自然保護、景観や住環境の保護などの観点から、立地の適切性が問われるケースが出てくることが心配される。
 そこで以下に質問する。

1、安曇野市における太陽光発電施設の建設の現状と課題について。

2、太陽光発電施設、特にメガソーラーの立地要件や開発手続きについて、特定開発事業の認定という方式でいいのか、その見直しの必要性について。

◆平成26年安曇野市議会12月定例会代表質問
 4会派の代表者が市長の施政方針など市政全般にわたり質問を行います。
http://www.city.azumino.nagano.jp/gikai/info/2014/12/t2612daihyou.html

◆平成26年安曇野市議会12月定例会一般質問
http://www.city.azumino.nagano.jp/gikai/info/2014/12/t2612ippan.html

※堀金支所内の議場まで傍聴に来ていただけたら、こんな有難いことはありませんが、インターネットでは本会議ライブ中継もありますのでご利用ください。小林じゅん子は12月10日(水)の4番目です。これは午後一の出番になると思われます。