安曇野市議会12月定例会・小林じゅん子の一般質問
~M産業の防音壁補強工事、情報公開室、
無作為抽出による審議会等委員公募~
4年任期の後半に入り、議長選挙に始まる議会人事のすったもんだが尾を引くなか、11月24日から安曇野市議会12月定例会が開会しました。
25日正午は一般質問の通告の締め切りで、私の通告は11時46分受付。最後かと思いきや、まだ後に二人ありまして、最終的に私の順番は13番で12月8日(火)午前10時からになりました。
今回の一般質問は、12月4日(金)、7日(月)、8日(火)の3日間です。
◆詳しい日程や質問項目等については安曇野市議会ホームページをご覧ください。http://www.city.azumino.nagano.jp/gikai/info/2015/12/ippan.html
◆インターネットでライブ中継、録画配信をおこなっていますのでご覧ください。http://smart.discussvision.net/smart/tenant/azumino/WebView/
(1)増田建設産業の防音壁補強工事と
一般廃棄物処理業の許可更新について
増田建設産業(M産業)は、防音壁の補強工事について、県から指示のあった3カ所すべてにおいて行うとしたものの長らく進展がなかったが、7月中旬、県がM産業に対して最終段階での構造計算書の再提出と補強工事の安全性の確認を求めていることがわかった。
先の9月議会の一般質問では、「市はM産業が速やかに補強工事に着手することに期待する」との答弁があったが、11月18日、いよいよその補強工事が始まった。
そこで以下に質問する。
1、M産業が行おうとしている壁(防音壁)の補強工事について
2、壁(防音壁)の補強工事に当たって水平震度0.2に適合させることについて
3、一般廃棄物処理業の許可更新の見通しについて
(2)市民のための情報公開室(市民情報センター)設置について
市のホームページによれば「情報公開制度とは、市が保有している公文書(文書、図画、写真、フィルム、電磁的記録)を市民のみなさんと共有し、情報公開制度の総合的な推進を図ることにより、市民の市政に対する理解と信頼を深め、市民参加を促進することを目的とする制度」である。
情報公開というと、情報公開請求の手続きをして開示されることを指していると思われがちだが、そもそも市はその自治体行政の仕事を市民に説明する責務があるのであり、自発的にその保有する情報の提供を充実させることが重要である。「市民の市政に対する理解と信頼を深め、市民参加を促進する」ためには、情報公開請求と情報提供が相互に補完しあうような総合的な情報の公開の推進が必要である。
各自治体では名称はさまざま(市民情報センター、市民情報室、情報公開室等々)であるが、行政情報の提供窓口を設ける動きが広がっている。そこへ行けば、情報公開請求の手続きができるだけでなく、すでに公開された公文書にはじまって、市の重要な基本計画や市の財政状況、市議会の情報、審議会等の会議録、防災、環境等の市民生活と密接に関係する情報などを、いつでも閲覧、利用できるというものである。安曇野市でも「市民の市政に対する理解と信頼を深め、市民参加を促進する」ために、情報公開室を設置してはどうか。
(3)無作為抽出による審議会等委員公募について
審議会等への公募委員には、従来限られた世代や職業、性別の方々の応募が多く、また行政に強い関心や利害を持つ少数の人であったり、複数の審議会に繰り返し手を挙げる人も日立つ。
そこで幅広く多様な市民に参加してもらえる方法を模索し、より広範な「民意」を拾い上げ、合意形成につなげること、すなわち民主主義の活性化をねらい、「無作為抽出による審議会等委員公募」を提案する。
具体的には、次のような方法が考えられるがどうか。
1、住民基本台帳に記録されている者で18歳以上(場合によつては中学生以上)の者
の中から、無作為抽出方法により抽出した1,000人に対し、名簿への登録依頼を
送付する。
2、登録書の返送があつた者を公募委員候補者として名簿に登録。
3、審議会等所管課が公募の都度名簿を参照し、審議会等への委員就任を依頼。