安曇野市議会6月定例会・小林じゅん子の一般質問
~SL機関車移設訴訟(公金支出金返還請求事件)から見えてくる市政の課題について~
6月4日から安曇野市議会6月定例会が始まっています。多くの地方議会では、統一地方選後の初めて定例議会ということで、新人議員が初めての一般質問に臨んでワクワク・ドキドキ(いや、期待と緊張感かな?)ではないかなと想像しています。
先月、新人議員向けに一般質問の組み立て方について学ぶ場を作ったのですが、その後受講者から一般質問の原稿を見てほしいという依頼があり、これがまた自分自身のいい勉強になりました。
私は、今回、SL機関車移設訴訟の問題、その一点に絞って質問しますが、手ごわい内容で難易度が高いです。質問の当日まであと10日ほど、しっかりと準備したいと思います。 (6月19日(水)午後の2番目か3番目になりそうです。)
(1)SL機関車移設訴訟(公金支出金返還請求事件)から見えてくる市政の課題について
平成26年、違法な農地転用に行政が関与したと疑われる事案が発生し、住民訴訟にまで発展した。平成28年11月の提訴から2年、9回の口頭弁論を経て本年3月8日、長野地裁において「却下・棄却」の判決が言い渡された。
安曇野市が勝訴し、原告(市議2名)は敗訴した形だが、原告の訴えが認められた部分が複数あった。原告としては、違法性が認められたものを大事にして市政の改善につなげたいと考え、あえて控訴しない道を選んだ。そもそも、機関車移設の問題や職員の賠償を追及するつもりはなく、市が事業の違法性を認めないのでやむなく住民訴訟の形をとったものである。(通告書には詳しく書いていませんが、「安曇野市が機関車を所有すること、それ自体を問題としたわけではない」=適法な移設場所があるにもかかわらず、あえて違法な移設場所を選択したことに大きな問題がある。また、「職員個人に賠償させること、それ自体を目的としたわけではない」=安曇野市職員の職務姿勢、遵法意識に問題がある。という意味です。)
ところが、市の見解はあくまでも勝訴であり、過失や故意によるものではなく、業者との共謀もなかったとして、違法性はないと主張している。
そこで、以下に質問する。
1.裁判所が認めた違法行為等について市の認識は。
2.市農業委員会が行っている農地転用の法的解釈と事務手続きについて。
3.市の勝訴をもってしても解決しない問題について、第三者機関の調査、検証が必要ではないか。
◆令和元年6月定例会 会期日程
http://www.city.azumino.nagano.jp/site/gikai/53999.html
◆令和元年6月定例会 一般質問
http://www.city.azumino.nagano.jp/site/gikai/54182.html
◆インターネットでもライブ中継をおこなっています。
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/azumino/WebView/
◆傍聴者のための無料の託児サービスがあります。
1週間前の予約が必要ですが、直前のキャンセルにも対応できますので、お気軽にご利用ください。(安曇野市議会義務局 電話:0263-71-2156へお申し込みください。)