新型コロナ感染症対策で一般質問を1日に圧縮
~こんなときこそ議会として、議員として、なすべきことがあるはず~
5月8日の議会運営委員会でのこと、
政和会は「一般質問はやらないで、文書での質問にすべき」
自民安曇野は、「持ち時間を10分にしコロナ関連の質問に限る」
公明党は、「議会からコロナ感染者が出ては大変なので、議会としても自粛の姿を見せるべき。持ち時間を10分以下に。会派で代表質問的なやり方をするのもいいのでは」
共産党と無所属(小林じゅん子含む3人)としては、「通常の持ち時間と自由な質問内容を保証してほしい。申し合わせて時間制限するということではなく、5分で済む議員もあれば、20分を必要とする議員もありということでよい。コロナ禍の最中であればこそ様々な課題も見えてくるので、コロナ関連の質問に限定すべきでない。この際、一般質問しないという議員がいてもいいが、一般質問全部中止ということはありえない。」
共産党と無所属の意見に対しては、「議会の都合だけではなく、コロナ対応で疲弊している職員への配慮が必要」、「コロナ禍は自然災害と同等に考え、職員の議会対応の負担を減らしてやることが大切」といった反論が続き、通常一人20分間の質問持ち時間を、半分の10分間にすることで決着しました。残念ですね。
安曇野市職員もコロナ対応で大変なことは充分理解していますが、緊急事態とはいえ現在の安曇野市レベルで、議会が一般質問をやめたとして何かの役にたつのかといえば、はたしてどうでしょうか・・・ こんな時こそ、コロナ禍の安曇野市民にどんな経済対策、支援策が必要か議論すべきではないかと考えるのですが、そうはならなかった安曇野市議会でした。
6月2日正午、一般質問の通告の締め切り15分前に議会事務局へ到着した小林じゅん子は、受付最後の議員ということで14人目。通常、質問の持ち時間一人20分のところ10分に半減し、さらに14人の質問を1日で扱う、かなりハードな日程。質問内容はといえば、当然とはいえコロナ関連オンパレード。かなり重複した質問内容もあるので、答弁が省略されることも考慮すると「1日あれば14人の一般質問も可能」と判断したのでしょう。
議運では、質問時間の短縮だけでなく、再質問、再々質問は無しにして効率的に進めようという「意味不明」で「消極的な」意見まで出ましたが、さすがにそれは通りませんでした。
◆令和2年6月定例会 会期日程
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