穂高町学校給食センター運営委員会

食物アレルギーと給食、地産地消「地域食材の日」

 穂高町の学校給食は、センター方式。毎日3200食あまりを16人の職員で作っているとの事で、それを聞いただけでも仕事の大変さが分かります。3時間程の間に3200食を作って各学校まで届けなければならないのですから。これが、それぞれの学校で調理する自校方式であれば、職員さんにもゆとりが出て働きやすいだろうし、子ども達にとっても、給食が作られるのを身近に見ることができ「食の教育」にも大きな効果を発揮すると思うのですが・・・ これは誰でもその通りと意見の一致するところですが、問題は「先立つものが無い」、これから学校ごとに給食室を作るなんてのは不可能なこと。それでもあえて夢を語るとすれば、現在800人もの児童数に増えてしまった北小、30人学級に対応するためにはさらにいくつも教室を増築しなくてはならない、それならいっそ2校に分離し新しい小学校を建てる、その時には自校方式にして給食室を作るというのはどうだろうか。やっぱり夢のまたユメか・・・
 さて今日の会議では、学校給食費会計の決算と予算が最も重要な議案でしたが、それらが承認された後は給食センターへの質問や各学校からの問題提起、校医さんからのお話などがあり、こちらの方に時間をたっぷりとって運営委員会らしい協議ができました。いくつか話題を挙げてみますと、◆食物アレルギーの生徒児童が増加傾向にあるが、センターではアレルギーを起こす食材を除いた特別食を個々に提供することは不可能なので、お弁当を持参してもらうなど個々に家庭と連絡を取り対応している。◆県の方針で学校給食でも地産地消を進める「地域食材の日」が今年度3回設けられることに。パンの原材料・小麦は安全基準は満たしたものだが輸入である。ならば、近々オープンする農業活性化施設で地元の小麦を使って給食用のパンは焼けないだろうか。◆給食費は各校それぞれの方法で集金しているが、口座引き落としになっているのは2校だけ。
 給食費の集金方法については、私の聞いているかぎりでは圧倒的に口座引き落としを希望する人が多いので、今回の運営委員会で校長先生から「特に強い要望はない」とか、PTA会長さんからも意見がなかったというのは意外でした。しかし考えてみれば、この運営委員会のメンバー構成では、一般の保護者の声を反映させるのは難しく当然の結果か。公募するなどして、一般の保護者から運営委員を入れることを考えた方がいいと思いますね。