議員提案の住民投票条例案は否決

穂高町議会・本会議最終日

 18日の総務常任委員会で「穂高町が合併することについての可否を問う住民投票条例案」の審議が行われ、賛成2(青柳議員、荻原議員)、反対3(森山議員、等々力泰明議員、白澤委員長)で、残念ながら否決となりました。反対理由の主なものは3点。一つは「議員としての責務を果たさず、合併の判断を住民に丸投げするするものである」、2つには「住民の意向はアンケートを行うのでそれでよい」、3つには「合併の賛否が拮抗している場合は住民投票も考えられるが、現時点では時期尚早である」。そういえば5日の全員協議会で、平林町長も同様の意見を述べられ「この時期に議員提案はいかがなものか?住民からの要望なら大賛成だが」ということで、住民請求での住民投票条例制定には理解を示されました。
 さて、22日の議会最終日、各委員会審議を経た議案が本会議で採決されることとなりました。一般質問以外は傍聴者も少ないいのですが、今日は10人程のお姿があり、関心の高さを示していただきました。
 白澤総務常任委員長から、今回議員提案の住民投票条例案は否決との委員会報告があり、討論となりました。賛成は私小林、青柳、猪狩の3氏。反対は森山、吉田、上條、浅川、稲田の5氏。「議会は意思決定機関である。議員は住民からの重い付託を受けている。議員が責任を持って判断すべき」といった反対意見があるので、私は次のような(次のページをご覧下さい)条例案に賛成の討論を行いました。
 本会議での採決は、条例案に賛成が5人、反対が12人で「穂高町が合併することについての可否を問う住民投票条例案」は否決となってしまいました。今後は私も住民の一人として、住民の直接請求で「〜住民投票条例案」制定を目指すことにしましょう。